謹慎している広末涼子の身辺が、依然として慌ただしい。
ミシュラン一つ星のシェフ・鳥羽周作氏とのW不倫を一度は否定したが、6月14日には一転して不倫の事実を認めて謝罪。所属事務所は広末の無期限謹慎を発表。その直後には、鳥羽氏との生々しい“交換日記”も報じられた。
18日に夫のキャンドル・ジュン氏が記者会見を開くと、今度は広末が『週刊文春』の記者に直電し、騒動について釈明。所属事務所の社長に対して“裏切られ続けてきた”“助けてほしいと言った”“いろんな疑いを会社に持ってしまった”などと、涙ながらに不信感をあらわにしたというのだ。
「広末さんの所属事務所は、前事務所でマネージャーをしていた男性が立ち上げた会社。社長と広末さんは25年以上の付き合いがあり、今回の騒動では、広末さんと3人の子どもたちを安全な場所に匿うなど、広末さんをサポートしています。そんな状況で広末さんのほうが反旗を翻したため、芸能界から追放されてしまうのでは、といわれているんです」(スポーツ紙記者)
不倫のたびに事務所は広末を守って
前述の電話で広末は、《もしも社長と仕事をしないのであれば、この世界、この業界を去る時かなと》と語っている。彼女の性格について、親族のひとりはこのように証言する。
「涼子は昔からやると決めたことは、とことんつきつめる性格。中学生のときに受けた芸能事務所のオーディションだって、親に内緒で話を進めて、夢につながる道を自分で切り開いた。だから、彼女が自分で決めたことは、誰にも止められない。今の社長のもと以外で芸能活動をする気はないと言いながら、それでも非難するというのは、それだけ本気なんだと思う」
このまま表舞台から姿を消す、なんてことはあるのか。
「それはないと思いますよ。これまでも不倫が発覚して謹慎した芸能人はいましたが、時間がかかっても復帰するのは、結局“芸能界でしか生きられない”から。知名度の高い人ほど、芸能界を辞めて一般社会で生活するのは難しい。また、広末さんは事務所を改善したいと強く願っているわけですから、離れるという選択肢はないでしょう」(芸能プロ関係者、以下同)
確かに『週刊文春』への電話では、《私の大好きな戸田恵梨香だったり、唐田(えりか)だったり、(有村)架純ちゃんだったりを守っていけるのかって思った時に凄く不安になったんですね》と語り、後輩女優たちを身をもって守るという覚悟を示していた。
また、“造反”にあった事務所も、広末を見限る可能性は低いという。
「不倫は過去に何度かあったようですが、そのたびに事務所や社長は広末さんを守ってきました。今回も世間の熱が冷めるまで匿い続けたいという意図を感じます。いまさら見放すことはないでしょう」
復帰の道筋も見えているという。過熱していく報道に苦言を呈し、フォローする声も出始めている。
「脚本家の倉本聰さんは“愛っていうのは永遠のものじゃないですか”と擁護しました。不倫だろうが愛を貫こうとする広末さんの情熱や意志の強さは、時に脚本家や監督の目には役者としての魅力に映るのでしょう。復帰を手助けする“救いの手”は少なからずあると思います」
女優・広末は常に注目の舞台に立っている。