7月7日、七夕の夜に“彦星”が帰ってきた。
「5月22日にKing ＆ Princeを脱退し、ジャニーズ事務所を退所した平野紫耀さんと神宮寺勇太さんが、およそ1か月半ぶりにファンの前に登場したのです。3月に滝沢秀明さんが立ち上げた『TOBE』のYouTube生配信に登場し、合流することを発表しました」（スポーツ紙記者）
昨年11月4日に脱退・退所を発表して以降、その行く末に注目が集まっていた。
「退所時点では、次の活動拠点は決まっていませんでした。5月から6月にかけて、平野さん、神宮寺さんとその家族も含めた『TOBE』との話し合いを何度も重ねて、6月上旬に正式決定したそうです」（テレビ局関係者）
生配信は30分ほど行われ、100万人を超えるファンが視聴。平野と神宮寺は笑顔で姿を見せ、再会のあいさつをした。
「個人のInstagramアカウントとファンクラブの開設も発表されました。ファンクラブの入会にはアクセスが集中し、一時、接続の待ち時間が12時間以上にまでなりました。今後は、コンサートを多数開催し、それ以外にも2人に会える場をつくることを考えているそうです」（前出・スポーツ紙記者）
ファンクラブの会員番号はランダム
後半には、7月2日に『TOBE』参画を表明した元V6の三宅健も登場。2人に、キンプリ時代のメンバーカラーの花束を渡して、歓迎した。
「三宅さんは、5月1日まで大阪で上演された主演舞台を終えて、5月2日にジャニーズ事務所を退所しました。その直前には旧知のスタッフたちと食事会をしたそう。充電期間を経て、“アイドル”の可能性をアップデートしていきたいそうです」（舞台関係者）
平野らの合流で、『TOBE』は一躍、芸能界の一大勢力となった。
芸能評論家の宝泉薫さんは、現在の状況を次のように評する。
「ここ最近の滝沢さんの動きは、“夢物語”を見せてくれている感じがします。どこまでうまくいくかはわかりませんが、こういう話題が出てファンが盛り上がること自体が、エンターテインメントだなと思います」
“辞めジャニ”集結以外にも注目されているのが、運営の手法だ。
「ファンクラブの入会順で“新規”と“古参”の争いが起きないように、会員番号をランダムに発行しているんです。また、社長である滝沢さんが自ら、SNSでファンの声を吸い上げて今後の活動に反映させるというのも、これまでになかった“ファンファースト”な手法だと思います」（ファンの女性）
今後の『TOBE』はどのように展開していくのだろうか。前出の宝泉さんに聞いた。
「まずは、滝沢さん自らが'90年代後半に経験してきて、うまくいったことをしていくのではないでしょうか。人気タレントと一緒に新人にも経験を積ませて、顔を売って……というジャニーズの手法は使えるという意識があると思います。地上波では難しくても、当時のジャニーズJr.が出演して大人気だった、テレビ朝日系のバラエティー番組『8時だJ』のネット版のようなものを作ることもあるかもしれません」
