「寺社仏閣でいただけるお守りは“効力の期限である1年でお返しするもの”というのが定説ですが、自分だけの記念品にしてもいいと私は思います」
お守りはKAWAII!
そう語るのは『お守り収集家のお守りコレクションblog』を運営する守護守さん。現在、自身で集めた128体のお守りをブログ内で紹介している。
「御朱印を集める人や、もらった御朱印をSNSにあげる人は多いけど、お守りを集める人って意外と少ないんですよね。
私はデザインを楽しむため、いただいたお守りを棚に飾って、コーヒーを飲みながら眺めていますよ。それぞれにいただいた時の思い出や旅の記憶がありますからね」(守護守さん、以下同)
お守り集めを旅のきっかけにするのもいいだろう。それが可愛いお守りであったなら、お守り集めは一層楽しい趣味になりそうだ。
「食べもの系や生きもの系、神の使いなどで、女性ウケもしそうなゆる可愛いお守りは意外と多いです。自分の好きなタイプを探してみるのはどうでしょう」
ポータルサイトのようなものが存在しないのがお守り業界(?)。自分好みのお守りを探すのはむずかしそう!
「私はお守り好きの仲間から話を聞いたり、ネットで寺院めぐりが趣味の人のブログを地道に検索したりしていますが……お守りの情報を自力で探すのは、意外と大変なんですよね。
御朱印集めもいいけど、今後、お守り集めがもっとメジャーな趣味になるといいですね!」
逆に御朱印集めが女性を中心に人気となった理由はなんだろう?
「安いからですかね。御朱印の初穂料や志納金が大体500円が相場だとしたら、お守りは800円くらい。しかもお守りと違ってかさ張らないので、御朱印帳に集めたりします。でも、あれば後々見返すものでしょうか?
実際に持ち歩けたり、現物に触れる楽しみがあるお守りのほうが、私としてはいい思い出になると思います」
今の悩みは自身が関東地方に住んでいることで、西日本のお守り知識が薄いこと、という守護守さん。
「でも、沖縄・波上宮の紅型お守りや、44色のカラー展開がある金沢・石浦神社のドット柄のお守りなど、コレクターとして狙っているお守りはまだまだあります。今後も楽しんで、あちこちで集めるつもりですよ!」