厳しかった滝沢氏に比べられる新社長・井ノ原
また滝沢氏は、ジャニーズ時代にはその厳しさでも知られていた。タレントの女性スキャンダルには芸能活動自粛の処分、不貞や賭博行為など法に触れうることには解雇及び連帯責任で当該タレントの在籍グループの解散などを言い渡してきた。
しかし、滝沢氏の後任でジャニーズアイランド社長となった元V6の井ノ原快彦(47)は、現在起こっているジャニーズJr.に関する問題への対応が“甘すぎる”と批判を浴びている。
「デビュー目前と見られている人気ジャニーズJr.グループ『美 少年』の那須雄登さん(21)が、楽屋の壁に笑いながらシュークリームを投げつける動画が拡散され、問題となりました。また撮影者も同グループの佐藤龍我さん(20)だったのも発覚し、大炎上。
その直前にも美 少年・金指一世さん(19)の女性スキャンダルが流出し、問題となっていましたね」(スポーツ紙記者)
しかし井ノ原は、今月18日に謝罪文で『今回の状況を総合的に判断し、このまま活動を継続させていただく方が、これから社会人として成長していかなければならない3人にとって、本当の意味での自覚と責任を獲得することにつながるのではないかと判断いたしました』と、特段の処分を与えず活動継続することを明言した。
前出・スポーツ紙記者はこの対応に違いにこう続ける。
「一連の問題は滝沢氏であれば厳しい処分が下されていた可能性が高いです。というのも、シュークリーム動画の撮影者である佐藤さんは、'21年に当時未成年でありながら女性スキャンダルを起こし、滝沢氏に活動自粛処分を下されていますからね」
『22歳定年制度』や、不祥事への処分など厳しい姿勢で臨んでいた滝沢氏とは真逆の方向へ舵を切っているように思えるジャニーズ。退所者が相次ぐなど人材流出も進んでいるため、寛大な措置でそれを防ごうという狙いもあるのかもしれない。