《他人から常軌を逸していると思われる生き方ができていなければ埋もれた人生しか送れていない証! 頭一つ抜けたければ常軌を逸するのみ》
名古屋の“酒ヤクザ”が逮捕、その正体
今年5月6日、インスタグラムにこう投稿した男は、その翌日に言葉通り“異常”な行動に出る。
「男は、名古屋市中区の飲食店で、25歳の女性にアルコール度数40度のテキーラを32杯飲ませ泥酔させたうえ、女性をタクシーに押し込み性交目的でホテルに連れ込んだ。しかし、女性が重篤な状態であったため目的を断念。女性の意識がないことを認識しながら、男はそのままホテルを立ち去りました。愛知県警は5月12日、わいせつ目的略取と保護責任者遺棄の容疑で板谷博希被告(42)を逮捕しました」(全国紙社会部記者、以下同)
冒頭の投稿をしていた男こそ板谷被告なのだが、話はこれで終わらない。
「女性は救急搬送されるも、意識不明の状態が続いていたのですが、その約1か月半後の6月21日に急性アルコール中毒による低酸素脳症で息を引き取ったのです。これを受けて名古屋地検、板谷被告がテキーラを32杯飲ませたことと女性の死に因果関係があるとして、起訴事実を準強制性交致死に変更するよう地裁に請求しました」
板谷被告のインスタグラムには、連日のように夜の街で強面の仲間たちと美女をはべらせ飲み歩く様子が投稿されている。シャンパンをグラスで一気飲みは当たり前。知人男性には“酒トレ”と称してシャンパン2本を立て続けに瓶ごと一気飲みさせたり、飲食店の男性従業員にはテキーラをボトルで一気飲みさせたりする動画も。
もちろん女性にも容赦ない。同じくシャンパンをボトルで一気飲みさせたり、ロックグラスに注がれたアルコール度数約30度のリキュールを“処刑”として飲み干させたりしていた。そうした“異常”動画が多数アップされている板谷被告のインスタグラムの投稿には《#酒ヤクザ》と書かれたハッシュタグが添えられている。
そもそも、この“酒ヤクザ”板谷被告とは何者なのか?
「犯罪行為に手を染める“半グレ”集団のリーダー格。板谷被告は元暴走族の総長で、20代のころには暴走族時代の仲間らと約5000件に及ぶ窃盗や強盗の容疑で逮捕されていました。その後も窃盗や暴行、恐喝未遂のほか、'19年には偽造された百貨店の商品券を密輸した疑いなどで逮捕されています。名古屋では有名な“半グレ”ですよ。繰り返し犯罪行為に手を染め、反省することがありません」
何の罪もない女性が亡くなった今回の事件。板谷被告が刑務所から長らく出てこられないよう、厳罰に処してもらいたい。