目次
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ー 岸優太が語る役柄への想い
Page 2
ー 楽しみより怖いアドリブ地獄!
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ー カッコよく見えるのはみなさんのおかげ
『Gメン』で映画初主演の岸優太(27)撮影/矢島泰輔

 モテたい一心で“彼女できる率120%”のモテモテ男子校に転校したはずが、問題児しかいない最底辺クラス・G組に入ることになった主人公の門松勝太。そんな彼がクラスメートたちと固い絆で結ばれ、恋に友情に、アツい青春を送る映画『Gメン』。勝太を演じるのは、原作コミックから抜け出したようなハマりぶりを見せる岸優太。彼の中でも共通点は多かったよう。

岸優太が語る役柄への想い

「常に何事にも120%全力なところや、仲間思いという面は勝太と通じます。自分という人間は絶対に仲間なしじゃ生きていけないですから。身近な方々ありき、という気持ちは大切にしてきました」

 少し違ったのは、女性への態度。

「勝太みたいに女の子に対して空振りすることは、今はそんなにない気がしますね。というのも、昔は、まわりの女の子がみんな僕のこと好きなのかなって勘違いばかりしてきたんです。そんなことあるわけないという現実を知ったからこそ、空振りするような行動をしないようになりました(笑)。

 どうして空振りに気づいたかというと、バレンタインですよ。もらえるんだろうな~って予想していたら0個っていう。学生時代のバレンタインに何十個もチョコをもらったみたいな武勇伝がないんです。きっと、当時、僕にチョコをくれなかった子たち、今ごろ後悔してますよ。ドンマイ!(笑)」

 とはいえ、「僕もモテたい欲はもちろんありますよ!」と力強く主張する。今はモテモテなのでは?

「いや、モテているのはわかっているんです(笑)。ファンのみなさんが好きでいてくれるのは、ちゃんと伝わっていますから。でも、例えば僕がハンカチを落としたときに、誰かが拾ってハッとなるとか、本屋で同じ本に手を伸ばしてハッとするとか、ベタですけどドラマチックな展開のモテストーリーを経験できたらうれしいですね」