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ー 知って楽しい!おもしろ雑学
一般的に流通している富有柿の糖度は15度前後だが、中には糖度が25度以上でメロンよりも甘い“セレブ柿”と呼ばれる柿も※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!これから旬を迎える柿。かたくてイマイチなときは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.これから旬を迎える柿。かたくてイマイチなときは?

A.風通しの良い場所に置いて追熟、が基本。“ある果物”と一緒に保管するのも手です。(フルーツジャーナリスト 肥後庵代表 黒坂岳央)

 さんまや栗、さつまいもなど、スーパーに少しずつ秋の食材が並び始めた。

 秋といえばフルーツがおいしい季節。いろいろな果物が旬を迎えるなかで、外せないのは柿。

 ただ、いざ食べてみると、かたくてイマイチなことも。まだかたい柿をやわらかくする方法はないのか。フルーツジャーナリストの黒坂岳央さんに聞いた。

「完熟していないかたい柿にあたってしまったときは、冷蔵庫に保存せず、常温で風通しの良い場所に置くと“追熟”してやわらかくなります。

 スーパーなどに流通している柿は、早い段階で枝から切り離して収穫し、出荷をする段階で追熟をするように計算されているのですが、熟成が足りていないこともあるんです」(黒坂さん、以下同)

 風通しの良いところに移動させたら、1日ごとに皮を指で押して様子を確認。新鮮なトマトと同じくらいのかたさになると、食べ頃だという。

 また、追熟をする際に“ある果物”を一緒に置いておくと、早く熟成されるそう。

「ご家庭にりんごがある場合は、柿とりんごをビニール袋に入れて軽く結び一緒に置いておくのがおすすめです。りんごは他の果物の熟成を促す“エチレンガス”を発しています。エチレンガスは野菜や果物が分泌する植物ホルモンの一種。

 他にもこのガスを発する果物はありますが、りんごは分泌量が多いので、追熟させるのに効果的なんです」

 ちなみに、“買ってきたら思いのほかかたい”となりがちなアボカドやキウイも、りんごと一緒に袋に入れておくことでやわらかくなる。