退団後は、『マドモアゼル・モーツァルト』『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』『精霊の守り人』といった主演舞台や、NHK連続テレビ小説『おちょやん』、10月スタートの日曜劇場『下剋上球児』などのドラマ出演と、活躍の幅を広げてる彼女。
大きな節目じゃないと言えないワガママ
9月15日から19日まで東京国際フォーラム ホールCで、22日から24日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで、20周年記念コンサートを開催する。
日替わりゲストとして、井上芳雄、浦井健治といったミュージカル界のトップスターや、花組で明日海の相手役を務めた蘭乃はな、花乃まりあ、仙名彩世、華優希。そして、同期で宝塚歌劇団の現役生・凪七瑠海が出演する。
「それぞれの場所でトップを走っていらっしゃる方ばかりなので、お忙しい中、私のステージに参加していただけるということは本当にうれしいです。コンビを組んでいた花組の4人(蘭乃はな、花乃まりあ、仙名彩世、華優希)と一緒にステージに立ちたいというのは、こういう大きな節目じゃないと言えないワガママだと思いまして。
みんな“いつか何かの機会に全員で集まりたい”と言ってくれていたので、お声がけさせていただきました」
出演していない舞台の楽曲やダンスナンバー、ゲストとのデュエットやトークなどを考えている。
「花組の4人や現役のタカラジェンヌの凪七には、宝塚時代の曲も歌ってもらえたらと思っています。花組のみんなとは“運動会で負けて最下位だったね”とか“あのとき、みんなでもめて話し合いをしたね”なんて話をすることがあるので、当日は“今だから言える”みたいなトーク内容になるかもしれないですね。
ただ、思い出が多すぎて、コンサートの上演時間全部トークにしても時間が足りないかもしれないです(笑)」