たしかに、ジャニーズタレントの起用を継続しないとしたモスフードサービスと違い、イオンシネマでは永瀬主演の『法廷遊戯』の上映は予定通り行われる。

 担当者に話を聞くと……

「今回はお騒がせしてしまい、誠に申し訳ございません。多くの方からご意見をいただき、こちらの配慮が行き届かなかったばかりに、ご不快な思いをおかけし、重ねてお詫び申し上げます。決して意図したことではなく、従来通りのフライヤーケースに入れ替えてしまったことでこのようなことが起きてしまいました。大変申し訳ございません」

 数多くの問い合わせに対し、真摯に説明した結果、多くの方に納得してもらったと話していた。

 拡散された画像の下には「おひとりさま2枚まで」と記されている。出演者のファンを思ってのことだ。フライヤーが少しでも多くのファンにちゃんと行き渡るよう配慮していることがわかる。

 大前提として性加害を含め、いかなる人権侵害もあってはならないが、各企業はそれぞれの起用方針に沿って急ぎの対応を迫られているため、取り扱い次第ではジャニーズファンから反感を買ってしまうこともある。しかし、ファン側も一部の情報だけを切り取って過剰反応することのないよう、留意すべきではないだろうか。