“私人逮捕おじさん”のメンバー煉獄コロアキ氏を直撃

 ジャニーズファン特有の“文化”があるようだが、これを撲滅するべく活動しているのが “私人逮捕おじさん”だ。数人グループで活動しており、2023年4月の武蔵野市議選に出馬していた煉獄コロアキ氏もメンバーの1人。そこで、煉獄氏に活動について話を聞いた。

4月19日は武蔵境駅で選挙活動をしていた煉獄コロアキ氏
4月19日は武蔵境駅で選挙活動をしていた煉獄コロアキ氏
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「TwitterとかInstagramなどのSNSや、『チケジャム』とか『チケット流通センター』などのチケット売買サービスを使って、高額転売する人がいるんです。そのチケットを購入して、会う約束を取り付けて、出品者に凸(※編集部注:突撃)する動画を公開しています。これまで凸したものは、定価だと1万円程度のチケットが8~9万円とか、高いと17万円で売られていました。

 でも、警察に引き渡しても、すぐ出てきているらしいですね。警察も、女性ってわかると結構甘いんですよ。注意しているのかも、わからないですね。警察の怠慢ではあるんですよ。チケット転売って、懲役1年、または罰金100万円、またはその両方になるはずなのに……」(煉獄氏、以下同)

 活動の目的の1つは“犯罪の撲滅”だという。

「それと、結構ホメられるので。ホメられるうえに再生回数が稼げるので、オイシイなと思って。ジャニーズのファンじゃない人だけではなく、意外とジャニーズのファンもホメてくれるんですよ。チケットに限らず、転売行為自体が世の中に嫌われているからだと思います。ほかのどの活動よりも、これがいちばんホメられて、オイシイですね」

 さらに、意外な狙いも。

「“女性叩き”というのもあるんですよ。今の日本って、女性のほうが立場が強いんです。女性が悪いことをしても叩かれない。パパ活も、男だけ叩かれて女の子は叩かれないところがある。それを変えて、男女平等にしたいんですよ。その一環として、女性が多いジャニーズのチケットをやっている感じです」

 ほかのYouTuberやインフルエンサーは、やりたがらないことだという。

「YouTuberとかインフルエンサーって、女性にモテたい、嫌われたくないという気持ちがあるので、女性を叩くような内容はやらないんですよ。でも、男に対しては、やるんです。男は晒すんですけど、女の子は晒さない。僕は、男女平等の考えなので、女の子もガンガン晒しています」

 チケットの販売システムにも苦言を呈す。

「多数の名義で応募できることや、入らないと席がわからないのもよくないですね。『チケジャム』と『チケット流通センター』などのチケット売買サービスも、なくさないといけないです。

 ジャニーズは公式リセールがないんです。作らせないといけないですね。たぶんアイツら、わざと作ってないんで。ジャニーズはちょっとズルいんですよね。チケットが高値で取引されることで、ジャニーズの価値を上げようとしているんですよ。ほかのグループには、公式リセールがありますから。乃木坂とか日向坂とか。だから転売価格がそこまで高値にならないんです」

 最後に、今後の展望を聞いた。

「1件1件の凸を大事にしていきたいです。ジャニーズの現場で、男だけだと警戒されやすいので、今後は女の子を呼んで、確実に凸りたいですね。女の子と待ち合わせをさせないと、会えなかったりするんです。とにかく、知り合いの女の子を呼ぶしかないです」

 果たして、どちらが“正義”なのか――。