表立った“バトル”には発展しない可能性

TOBE』は今のところネット展開を中心とした活動が多いこともあり、表立った“バトル”にはならないだろうと推察する。

「しかし、現状『TOBE』で活動しているのは元ジャニーズのタレントだけ。さらに、元キンプリの平野紫耀さんと神宮寺勇太さんもいますから、キンプリやジャニーズのファンから反感を買ってしまうのは、ある程度仕方のないことでしょう」

 こうした“発売日カブり”での混乱は、これまでジャニーズ以外でも発生している。

「2021年にINI(アイエヌアイ)とBE:FIRSTが、同じ11月3日にデビューしたのです。同年9月にINIが先にデビュー日を発表しており、BE:FIRSTが10月末に発表したことから、BE:FIRSTのプロデューサーであるSKY-HIさんに、“わざと被せたのではないか”と、一部のファンから批判が集まりました」(音楽ライター、以下同)

 しかし、それぞれのファンが団結し、2組のデビューは華々しいものとなった。

「INIのファンはCDの購入に注力し、見事オリコンランキング1位を獲得。BE:FIRSTのファンは、配信や動画の再生数を増やすことなどに力を入れて、ビルボートチャートで1位となりました。また、2022年5月にはBE:FIRSTの冠番組で共演し、お互いのデビュー曲を“交換”して披露するなど、双方の“円満”な関係がアピールされました」

 もちろん、キンプリとIMP.の“発売日カブり”に集まったのは、批判の声ばかりではない。

《複雑だけどオタクなんて楽しんだ者勝ちだ》

《選べないからどっちも買うかな》

《仲良く、どちらもテレビでハッピーにとりあげられてほしいなぁ》

 結果的に、どちらのファンも増えるかも?