しかし、この方法もいつまでも有効とは思えませんから、ジャニーズ事務所はあらゆる意味で生まれ変わった、性加害なんて起こさないし、起こらないことを内外に証明する必要がある。しかし、先日の会見から判断するかぎり、それがなされそうにもないから、こんな大騒ぎになっているのではないでしょうか。
マス層におもねる“メジャー志向”の表れか
芸歴が長く、大手事務所に所属する志らくなら、この辺の事情がわからないわけはないと思うのに、上記のような発言をするのは、ジャニーズのタレントのようなみんなが憧れる人、もしくはジャニーズファンというマス層におもねってしまうメジャー志向のせいではないでしょうか。志らくと言えばテレビに出まくっていた頃、自身の妻を紹介する際、「18歳年下の元アイドル妻」とトロフィーワイフであるかのような発言をバンバンしていましたが、「週刊文春」に自らの弟子と妻の不倫を報じられ、赤っ恥をかいてしまいます。「人気のあるのは、価値があるからだ、人気がある人を好きになる、そういう人とお近づきになりたい」というのは多くの人が持つバイアス(思い込み)の一つですが、このバイアスが強すぎると、性加害のような問題に蓋がされてしまうことも忘れてはならないと思います。