ファンからは否定的な声も

 3人はジャニーズ事務所を離れた後、メディア露出が一時激減。2019年7月には、同事務所がテレビ局などに“圧力”をかけて彼らを番組に出演させないようにしていた疑いがあるとして、公正取引委員会が注意した……という報道もあった。

「以降、徐々にメディア露出が回復していった稲垣さん、草なぎさん、香取さんは、現在NHK Eテレで『ワルイコあつまれ』というレギュラーの教育番組も持っており、局との関係は良好とみられています。また、彼らは2018年3月に“パラスポーツ応援チャリティーソング”でもある『雨あがりのステップ』を配信リリースするなど歌手活動も展開してきただけに、今年ついに『紅白』出場となるか……と期待されているんです」(前出・芸能ライター)

 一方、『新しい地図』を応援していても『紅白』出場には否定的なファンも。

《これで『紅白』に『新しい地図』出たらめちゃくちゃムカつくけどな ジャニーズNGになったからこっち みたいなん一番腹立つ 『ワルイコ』なんて2021年からやってんのに》

《『新しい地図』がパラリンピック応援ソングを歌っていた年には出場させていなかったのに、ジャニーズ問題が持ち上がったからって今更》

《今年はあれこれ言われそうだし『紅白』には出なくていい》

 というように、現役ジャニーズの代わりに“利用”されるような形の出場に見えてしまうことから、《仮にオファーがあったとしても断ってほしい》といった声も出ているのだ。

「『新しい地図』だけでなく、元ジャニーズ副社長・滝沢秀明氏のもとに今年続々と集まった元King&Princeの平野紫耀さんや神宮寺勇太さん、元ジャニーズJr.らのグループ・IMP.(IMPACTorsから改名)ら“TOBE勢”の『紅白』出場を予想するネットユーザーもいますが、やはり“ジャニーズの穴埋め要員”のような扱いに見えるといけません。彼らのイメージを守るためにも、NHKは慎重に選考すべきでしょう」(スポーツ紙記者)

 ジャニーズが各方面への対応に追われている裏で、NHKも頭を抱えていることだろう。