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ー 会場から笑いが起きた理由

 10月2日、ジャニーズ事務所が新社名や今後の会社運営に関する会見を行った。9月7日に行われた記者会見では時間制限を設けなかったが、今回は会場の都合もあり、「1社1問」と事前に通達。しかし東山紀之らの回答に納得がいかなかった一部メディアが暴走する場面があった。

会場から笑いが起きた理由

 そんな中、冷静に手を上げ、司会者に当てられた記者が『実話ナックルズ』(大洋図書)と名乗ったことで、会場からは笑いが起きた。

「90年代にサブカルやアングラシーンを牽引した『GON!』『ダークサイドJAPAN』の後継誌として、01年に創刊されました。アングラ情報などに関しては定評があるものの、芸能記事に関しては都市伝説レベルの内容も多く、芸能事務所にはスルーされてきた雑誌です。

 『黒すぎるジャニーズ図鑑』といったムック本なども発売し、ジャニーズ事務所から快く思われていない雑誌だっただけに、記者会見に参加しているという意外性。誌面内容とは裏腹にまっとうな質問内容のギャップに、大手メディアからは笑いが起きたという感じですね」(スポーツ紙記者)

 SNS上では、

《ナックルズとジャニーズの歴史的和解の瞬間w》

 と、ナックルズを知る人からも同じように笑いが起きたものの、

《実話ナックルズの記者が質問して笑いが起きるの失礼だろ。。。》

《「実話ナックルズの◯◯です」→薄ら笑い、この時点でこの連中はお察しだな。 しかも実話ナックルズの質問はそこそこまともやし》

 酷い質問をする記者が多かった中、まともな質問をしたナックルズの記者を馬鹿にする大手メディアを批判する声も目立った。

芸能記事に関しては“眉唾モノ”と認識されていた『実話ナックルズ』ですが、18年に発覚した元TOKIO山口達也さんの未成年淫行報道を、匿名報道ながら2か月前に『人気情報番組『ZIP!』出演者に未成年アイドル食い疑惑』と報じた実績もあります。

 今回の記者会見の真摯な質問ぶりもあり、今後は“ナックルズだから”と馬鹿にする読者が減るのではないでしょうか」(ネットニュース編集者)

 井ノ原も「みなさん、落ち着いていきましょう」と苦笑するほど、ルール無視が目立った今回の記者会見。大手メディアの記者たちは、まさか「実話ナックルズ以下」と言われる日が来るとは思ってもいなかっただろう。