では、ジャニーズ色が薄まる紅白はどう変わっていくのか。10月6日には公式HPにて早々に司会が発表されたのだが、橋本環奈と浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーとともに大舞台を仕切るのは有吉弘行。
NHKで毎週土曜日に放送される『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』のレギュラー番組を持っているとはいえ、紅白司会を任せられるほどに“貢献度”が高いとは思えないが……。
「有吉に期待しているのはアドリブ力でしょう。本来は台本通りに進行される紅白ですが、やはり視聴者の興味を引くのは生放送ならではのハプニング。出演者の魅力を引き出すトーク力と、ネットニュースになるような“イジり”も期待されているのでしょう。
漏れ聞こえる話によると、どうも例年以上に中高年世代には“馴染みのない紅白”になりそうですからね。“おまえら、誰だよ”と遠慮なくイジれる有吉を据えることで、視聴者を置いてけぼりにしない狙いもあると思いますね」
若者やZ世代を意識したバズる出演者
紅白放送まで3か月を切った今、制作スタッフによる出場候補者のリストアップ作業が始まっている。特にマスト案件とされるのが、ごっそり抜けるジャニーズ勢の“穴埋め”。
その筆頭につけているのが、若者世代に人気のK-POPグループや、オーディション番組によって結成されたボーイズグループら“韓流”系だという。
アーティストも多く在籍する大手芸能事務所の営業担当者によると、
「K-POPでは『SEVENTEEN』『ENHYPEN』『NCT』『Stray Kids』、そしてボーイズグループでは昨年に初出場を果たした『JO1』と『BE:FIRST』に続き、吉本興業さんも出資する『INI』も候補に上がっていると聞きます。
女性グループでも、2022年のデビューから日本でも旋風を起こしつつある韓国の5人組『NewJeans』と、さらなる韓流勢の活躍が目につきそう」
近年は“若者目線”を意識した企画構成が目立つ紅白だが、さらに“刺さる”ような出場者の名前、そして演出がホワイトボードに踊っているようだ。“Z世代”から絶大な支持を受けるロックバンド『Mrs. GREEN APPLE』や『マカロニえんぴつ』、“ボカロP”としても人気のシンガーソングライター『キタニタツヤ』も刺さる。