Amazonの「ほしい物リスト」を活用して
自身の“アート”1本で生活しているアーティストはひと握りであろう。本業以外の職を持っていることはやましいことなどではない。
「まず、大谷さんは以前からネイリストをやってはいました。ただ今年の初め時点は日用雑貨店のアルバイト店員。春にネイリストとして就職、こちらは正社員採用で彼女自身それを喜ぶ姿をSNSに投稿していたのですが、2か月ほどで退職。アルバイトはいくつも転々としています」
大谷のファンだった男性は次のように話す。
「以前は作った作品をSNSに頻繁に投稿していましたが、それもしばらくありません。販売ページも動いていませんね。生きていくにはお金を稼いで食べていかなきゃいけませんから、アーティスト以外の仕事をすることはもちろんいいと思いますが、仕事を転々としたり頓挫して、本業がおろそかになったりしているのはファンとしても見ていられないですね」
Amazonには“ほしい物リスト”という機能がある。“プレゼントしてほしい物のリスト”であり、他人が当人にプレゼントできる。
「一時、ほしい物リストの更新をたびたびツイートしていました。求めたのは飲料やサプリなどの日用品、美容器具、果てはペットの餌など。元メロン記念日ファンを中心に批判の声がありましたが、《必要なものを自分で買えないので欲しいものリストを利用しています。いけないことだとは思っていません》と言い切っていて……。また借金を重ねるんじゃないかという不安もあります」
生活保護や自己破産は“やってはいけないこと”というイメージもあるが、国民の権利である。しかし、他人に悪いイメージを抱かせてしまうような“その後の生活”を送るのは……。アイドルという華やかな世界にいた女性の現在地。未来はどこか─。