数字の落ち方が「ヤバイ」

 主演は二宮と菊池のみで、二宮が記憶喪失の男・勝呂寺誠司を演じる『ONE DAY』は10月9日に放送された初回が世帯平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進後、第2話で5.5%まで下落。第3話ではさらに5.3%と、2週連続ダウンとなった。一方、菊池主演の『ゼイチョー』にはTravis Japan・松田元太も出演し、同14日放送の初回は5.9%だったが、同21日の第2話で微増して6.6%を記録した。

「どちらも好調とは言えないものの、『ゼイチョー』を放送中の日テレ『土曜ドラマ』枠は、2021年7月期の『ボイスII 110緊急指令室』(唐沢寿明主演)が初回11.3%を獲得したのを最後に、以降の作品では1度も“2ケタ視聴率”を出せてないという絶不調の枠。それを踏まえると、早い段階で少しでも数字を上げてきた『ゼイチョー』には希望が感じられます。主演の菊池さんは今年、4月期に倉科カナさんとダブル主演したテレビ東京系『隣の男はよく食べる』、7月期に主演を務めたフジテレビ系『ウソ婚』、そして『ゼイチョー』で“3クール続けての連ドラ主演”となる売れっ子だけに、視聴率もまだ伸ばせるかもしれません」(テレビ誌ライター)

中谷美紀、大沢たかおとともに『ONEDAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジテレビ系)でトリプル主演を務める二宮和也(ドラマの公式サイトより)
中谷美紀、大沢たかおとともに『ONEDAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジテレビ系)でトリプル主演を務める二宮和也(ドラマの公式サイトより)
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 一方、数字の落ち方が「ヤバイ」(前出・芸能ライター)と言われているのが『ONE DAY』だ。大物を3人もメインに据えているものだから、そのコケっぷりも際立つ。

「『ONE DAY』を放送中のフジ“月9”枠では今年、二宮さんにとって事務所の先輩にあたる木村拓哉さんも4月期に『風間公親-教場0-』で主演。こちらも視聴率1ケタ台を連発しましたが、さすがに2ケタ台を記録した回もありましたし、最低でも8%台に留まっていました。フジ的には『教場0』にも期待していたのに……というところでしょうけど、『ONE DAY』がさらに悲惨な状態で、局関係者は真っ青かも。これまで“ジャニーズ俳優”というと岡田准一さんへの評価が特に高かったのですが、岡田さんは11月末での退所が発表されています。代わって、いよいよ二宮さんがトップに立つかと思われていたものの、現状は正直危ういところです」(同・芸能ライター)