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ー 初めて出会ったときはほぼ素っ裸だった
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ー 長男の進路のことで無鉄砲な赤井の行動

 

「夫は1回も別れようと思ったことはないみたいで。私は何回もあるのにどうなってんのって思うんですけど(笑)」

 そう語るのは赤井英和さん(64)の妻、佳子さん(57)。X(旧ツイッター)で佳子さんは赤井さんの日常をつぶやき、話題となっている。今年、結婚30周年を迎えるが、結婚生活を振り返ると「とにかく長かったです」と苦笑いする。

「赤井はあっという間だったって言うんですけど。私はまだ自分が50代なのが信じられないくらい。いろいろなことがありすぎて、80歳くらいの気持ちでいるんですよね」

初めて出会ったときはほぼ素っ裸だった

 何しろ赤井さんとの出会いからして強烈だったという。

「知り合いから『友達に紹介するよ』と言われて、誰と会うかも知らずについていったんです。都内のホテルで、真っ暗な部屋の中から赤井が裸で前も隠さず出てきて。酔っ払った状態で、ぼーっと立ってたんです」

 出会いは1992年ごろ。赤井さんは多数のドラマ出演もしていたが、佳子さんは存在を知らず、元ボクサーだったことも知らなかった。

「この人、どうなっちゃってるのって思いましたよ。でも、それまでに会った人には感じたことがない、太陽みたいなものすごいエネルギーを感じて。一目惚れしちゃったんです」

 当時は音楽教室の先生をやっていた佳子さん。周囲にはいなかったタイプの赤井さんに強烈に惹きつけられた。赤井さんと付き合い始めたばかりのころ、赤井さん本人がいない大阪の実家に上がり込んだことがあった。

「今思えば本当に非常識だなと思います。まだ結婚するとも決まってないし、それまで2人で挨拶に行ったこともない。それなのに、押しかけて、ご飯食べて。

 なぜかお義父さんとお義母さんは喜んでくれるに違いないと思ってたんです。でも朝起きたら、お義父さんのメモがあった。『出ていってくれ』って。すごくちゃんとしてるご両親でした(笑)」

 しかし、佳子さんのその行動が結婚のきっかけとなる。そして結婚後は「動物のように本能的な夫をサポートする役割となった」という。

「赤井はとにかく話し合いができないんです。例えば家をどうするとか、生活費をどうするか、何も決められない。そこがすごく腹立たしいところ。だから夫婦の話し合いは、この30年1回もまともに成立したことがないです」

 さらに、当時の夫はドラマやバラエティーに大忙しで、家庭を顧みる時間がなかった。

「籍を入れるときも、婚姻届はお義父さんが役所に出してくれましたからね。当時はほとんど家にいなかったんです。大阪と東京とを行ったり来たりでしたし、家のことも3人の子育てもほとんどひとりでやりました」