会見では“法を超えた補償をする”との言葉もあったが、補償金額について具体的な金額の提示はあったのか。
「具体的な金額の提示はありませんでしたが“過去の日本の裁判例を上回る金額にはなると思う”と話していました。1か月以内には、補償金額がいくらなのか連絡をしてくれるそうです」
被害者救済の責任を放棄した“裏切り”
ただ気になることが……。
「希望される被害者には東山さんが会って謝罪するとの話でしたが、弁護士からは“もともとは東山さんが担当されていたけれど、新会社の社長を辞退されたことなどもあって事務局の方が対応することになった”とのことでした。“具体的に事務局の人って誰なんでしょうか”と聞くと、弁護士さんもどんな人が対応するのかまでは把握していないようでした」
9月の会見で東山は、
「長きにわたり、心身共につらい思いをさせたことを本当に申し訳なく思います。今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退をします。今後は人生を懸けてこの問題に取り組んでいく覚悟です」
と語っていたが、その言葉は真実ではなかったのか。現在も被害者救済のみを行うSMILE―UP.の社長を務める立場として、責任を放棄した“裏切り”とも思える。
東山が、被害者への“真摯に向き合う”姿勢を捨てた一方、性加害問題の余波は広がり続けている。
「1996年以降、大みそかの恒例イベントだった『カウントダウンコンサート』が、今年は見送ることが正式に発表されています。また、NHK大河ドラマ『どうする家康』に主演する松本潤さんにも、性加害問題の影響が出ているんです」(ドラマ制作会社関係者、以下同)
世帯平均視聴率は低迷。なんとか10%を維持しているが、1桁台に落ち込む放送回もあり、その評価はおもわしくない。これに加えて、また別の問題が起こっているということなのか。