『SMILE―UP.』が特設サイト上で公開している、「補償金額算定に関する考え方」という資料によると、
・被害の程度、凄惨さ
・その後の生活や人生への影響
の2点を鑑みて、補償内容が決まる。
「周囲の話を聞くと、少ない人でも500万円程度は提示されているようです。テレビや新聞で200万~300万円が相場として推測されていましたが、その2~5倍ほどの提示で納得している人が多い印象です」
ただ、すべての被害者への補償が順調に進んでいるわけではない。
「11月上旬に被害を申請したのですが、まだ何の連絡も来ていないんです」
こう語るのは、別の元ジャニーズJr.のB氏だ。
「僕より後に申請して、もう金額の提示を受けている人もいるみたいで……。どのように補償の順番が決まっているのか知りたいです」(B氏)
躍進する“辞めジャニ”たち
こうした状況もあってか、テレビ局や各企業は、旧ジャニーズタレントの起用にはいまだ消極的だ。
「スポンサーがいい顔をしませんから、来年4月クール以降のドラマでは旧ジャニーズタレントの出演予定は減少しています。また、多くの企業での広告起用も白紙になっていると聞きます」(芸能プロ関係者)
新会社の社長となった福田氏は、11日にテレビ局に説明に出向いたという。
「だからといって、すぐに“全面解禁”とはならないでしょう。ひとまず、補償や人権問題の改善状況を注視しているようです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
まだまだ、厳しい状況が続きそうだ。そんな中、旧ジャニーズ事務所を退所した“辞めジャニ”たちは、順調な仕事ぶりを見せている。
「山下智久さんは、主演を務めるNHKドラマ『正直不動産2』が1月からスタートします。さらに、4月クールにフジテレビ系で放送される、人気マンガ『ブルーモーメント』の実写化ドラマでも主演が内定しています」