留年の可能性も?
芦田の仕事の状況によっては、留年を選ぶ可能性はあるのではと石渡さん。
「2021年の入学者で、2022年度に留年した人の割合は政治学科が9・2%。総合政策学部が22・8%、環境情報学部が20・6%ですから、それよりは低いといえます。
ただ、留年といっても慶應や早稲田のような難関大学は、大学に籍は置いて長期のインターンシップで働くなど、そういった積極的な理由の人が今の時代は多い。留年率=勉強ができない学生の割合ではないんです。なので、芦田さんも今年は俳優業に専念するとか、語学留学するみたいな前向きな理由で、留年を選ぶ可能性はあると思います」
ミッツ・マングローブや弘中綾香アナなど、個性豊かな先輩たちが在籍した慶應大学法学部政治学科。芦田は学業と仕事を両立して、無事に卒業することはできるのか?
「2000年代以前は広末涼子さんのように、早稲田に進学したけど女優業に専念したいから中退というケースはよくありました。しかし、2010年ごろからは、大学卒業が芸能活動にプラスになるからと、両立して卒業するのが主流になってきたんです。
芦田さんは慶應義塾女子高校からの内部進学ですので、医学部ではなく法学部を選んだのもそうですし、進路選択の際に学業との両立に向けて先生にアドバイスをもらっていると思います。何よりCM起用社数もすごいですし、大学を卒業したとなればタレントとしてもブランド力が強まり幅が広がる。留年はあったとしても、最終的に卒業はすると思います」