過度な“推し活”はタレントにストレスになることも
《ファンからのフラワースタンドすごい #ヨコハマ映画祭 #目黒蓮》
との一文に、ファンから目黒宛の豪華な祝い花の画像が載せられていたのだ。
一見するとファンからの愛情がこもっているようにも見えるが、
《これって禁止よね?いつからフラワースタンド出して良いことになったの?》
と、疑問を呈するファンも現れた。SMILE-UP.の「FAMILY CLUB」公式サイトでは、「贈り物について」の欄で、
「お手紙以外の贈り物(祝い花・ぬいぐるみ電報などを含む)につきましては、金額やサイズの大小に関わらず、受け取りをお断りさせていただいております」
との注意書きが掲載されている。
「映画祭主催者側が会場に飾ったのなら、事務所が許可を出したのではないか」と問い合わせたファンもいたようだが、事務所としてはやはり祝い花禁止との回答だったようだ。
「フラワースタンド、いわゆる祝い花が禁止になった経緯は、過去にファンの有志でまとまった金額を集めタレントに贈ると謳いながら、実際には花を贈らずお金だけ奪うという詐欺まがいの行為があったからだと言われています。
また、高価な祝い花やプレゼントをファンが競うようにタレントに贈ろうとすることが加熱し、ファンの負担になったり、小さいお子さんにも悪影響を及ぼすこともあり、今は手紙に限定されているようですね。
ただ、出待ちや祝い花については、SMILE-UP.以外にもタレントそれぞれの所属事務所によってルールが違うので、ファンはしっかり確認した上で行動に移すのが良いのではないでしょうか」(芸能事務所関係者)
実際、女性アイドルグループなどでは、ファンからの祝い花が公式に認められ、メンバーがブログで画像を添えてお礼をする文化もある。
また、テレビの生放送では、タレントの後ろにある窓の外にファンの姿が映り込んでいることがあるが、それもテレビ局公認の場合が多い。
とはいえ、前述のようにSMILE-UP.は手紙以外の贈り物を禁止すると共に、「様々な場所でタレントを待ち伏せ、つきまとう」といった迷惑行為がエスカレートしているとして、注意喚起している。
ヨコハマ映画祭の出待ちが誰のファンかは定かではないが、車道にはみ出すなどはマナー以前に危険な迷惑行為だ。熱心な“推し活”はいいが、節度を守って応援する方が、“推し”の品位を守ることに繋がるのではないだろうか。