「もともと『SMAP×SMAP』(フジテレビ系、2016年で終了)以外は、地上波のレギュラー番組をもっていない木村さん。それでも存在感を保てていたのは定期的に放送される主演ドラマ、そしてお茶の間に流れていたCMがあったからこそ。
特に、毎日のように目にしていたナショナルクライアントの出稿がなくなった現状、その反動もあって“キムタクを見ない”が浮き彫りになった印象です」
キャスティング事情に詳しい広告代理店営業スタッフの分析によると、主戦場を失ったことで“テレビに活かされていた”現実が露呈されてしまったわけだ。その上で、
「全く“ロス”が起きないというのも興味深いですね」と同スタッフ。
時に人気芸能人の活動休止や引退、はたまた人気ドラマの放送終了時にSNS上で叫ばれる“○○ロス”。SMAPが2016年末をもって解散したのち、日本中で起きたのが“SMAPロス”。
“求められる存在”ではなくなりつつある
もちろん木村は引退したわけでも活動休止しているわけでもないのだが、テレビから突然姿を消した国民的スターに“キムタクロス”の一つでも叫ばれそうなのだが、その気配はほとんどない。
老舗芸能プロダクションのチーフマネージャーは「全盛期と比較すると人気下降気味だった感は否めませんが」と前置きしつつ、
「ジャニーズ問題では肝心な部分でダンマリを決め込みつつも、“Show must go on!”とのインスタ投稿しては炎上したりと、本来は“長男”として先頭立って問題解決に努めなければならないところを、実は空気を読めない一面を露呈してしまった。
テレビ画面に映ってアレルギー反応こそ示されても、逆に映らなくても“ロス”とは思われない、もはや一般視聴者から“求められる存在”ではなくなりつつあることの証明なのかもしれません」
それでもSMAP時代より、木村を熱心に応援してきたファンはいるはず。彼女たちからも声が聞こえてこないのだが、“ロス”を微塵も感じさせないほどに、テレビとは別の場所で露出を増やしているという。