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ー アイドルのタブーに切り込んだ

 

  ついにカウントダウンが始まった。中島健人が3月末日をもってSexy Zoneから脱退する。

「3月31日に4人体制で最後の配信ライブを行います。中島さんは4月以降も事務所に残りますが、ソロとして活動していくことに。振り切った王子様キャラを貫いていた“アイドルの鑑”がどう変わるのかが注目されていますね」(スポーツ紙記者)

 現在は中島が主演するドラマ『リビングの松永さん』(フジテレビ系)が放送中だが、今後は俳優業へシフトしていくようだ。

「7月クールにテレビ東京系で放送予定のドラマに主演することが内定しています。原作は『しょせん他人事ですから』という漫画で、誹謗中傷と情報開示請求を切り口としたリーガルドラマです」(テレビ局関係者)

 中島が主演するという7月ドラマについてテレビ東京に確認したところ、

「個別の番組についてはお答えしておりません」

 とのことだった。

 3月13日に誕生日を迎え、30歳になる中島。2023年10月に『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に出演した際には、番組MCの中居正広と“アイドル30歳問題”について議論を白熱させていた。

「中居さんは“30歳はアイドルにとって分岐点となる年齢”だと話していました。それについて中島さんも同意しており“次の目標を見つけていく年齢。プレッシャーもありますね”と、答えていました」(テレビ誌ライター、以下同)

 中島と中居には、歩んできたキャリアに共通点がある。2人ともドラマ『砂の器』で和賀英良を演じた。

アイドルのタブーに切り込んだ

中島健人が出演した『まつもtoなかい』では東方神起も出演(番組のXより)
中島健人が出演した『まつもtoなかい』では東方神起も出演(番組のXより)

「とある殺人事件をきっかけに、壮絶な過去が暴かれる天才音楽家の役です。中居さんは2004年に31歳で、中島さんは2019年に25歳で演じました。中島さんは“中居さんは超えられない”と嘆いていましたが、中居さんは自分よりも若い年齢で難役に挑んだ中島さんを称賛していました

 もう一つの共通点が、アイドルにとってのタブーに切り込んだことだ。

「中島さんは2022年の映画『ラーゲリより愛を込めて』で丸刈りにしました。中居さんは2008年の映画『私は貝になりたい』で妻役の仲間由紀恵さんに頭を刈られるシーンがありました。アイドルとしては思い切った決断でしたから、中島さんは“中居さんが歩んだ道を、ようやく今、歩めている”と神妙な様子でした」

 中島は、これまでも中居にアドバイスを求めてきたという。

定期的に一緒に食事をし、悩みを相談しているようです。演技だけでなく、音楽番組のMCについてアドバイスを受けたこともあったそう。中島さんは、まさに今“30歳の壁”を迎え、先輩の言葉が助けになっているのでしょうね」

 “壁”を乗り越えたケンティーの行く先は、いかに─。