「アルバイトの女子高生に手を出すなんて、あり得ない。でも、容疑者はラーメン店の店長としても信じられないほどひどいやつでした」
ラーメン店の元従業員は、そう訴えた。
警視庁調布署は2月14日、東京都調布市の会社員・山口魁容疑者(31)をわいせつ目的略取と不同意性交の疑いで逮捕した。昨年12月30日夜、“横浜家系”の人気ラーメン店店長だった容疑者は調布市内で酒に酔って抗拒不能な状態となった同店の女子高生アルバイトにわいせつな行為をしたというもの。
「事件当日、容疑者は複数の従業員と忘年会を開いており、会が終了すると女子高生だけをタクシーに乗せて、同店の上の階にある事務所へ。そこで“ズボンが汚れているから”と女子高生の服を脱がせようとした。女子高生が拒否すると、“面倒をみてやっているのに、それはないだろう”と言って犯行におよんだ」(全国紙社会部記者)
卑劣な行為については2月26日に配信した記事『《調布・アルバイトの女子高生に性的暴行》人気ラーメン店“粗暴”店主が開いた悪夢の忘年会「大声で叫んだり…」友人が語る被害女性の今』ですでに報じている。だが、山口容疑者の暴行疑惑はこれだけではなかった。冒頭の元従業員によると、容疑者に店員が殴られるのは日常茶飯事だったとも。
オレが好きなのを選ぶんだからよ
「だから人が頻繁に辞めていた。新しい人が入ってもすぐ辞めるの繰り返しですよ。本当かどうかはわかりませんが、容疑者本人が言うにはかつてボクシングをやっていて、あの有名な亀田兄弟ともスパーリングをやったことがあったとか。自慢話ですね」(元従業員、以下同)
従業員以外に傍若無人な振る舞いをすることも。とあるコンビニでのこと。
「コンビニの商品を700円以上購入すると、くじを引いて商品が当たるキャンペーンがあったんですが、容疑者は店員に“くじの中身を見せろよ! オレが好きなのを選ぶんだからよ”と脅して、当たり商品をふんだくっていた。怖すぎます……」
そんな容疑者も、自身の一人娘に対してだけはやさしかったという。
「溺愛していて、よく店へ連れてきては、手伝いをさせていた。とても微笑ましかったですね」
“本当の顔”はどれなのか……。