ランキング結果について、旧ジャニーズ事情に精通する霜田明寛さんに聞いてみた。

「このランキングはいわば“ファンに夢を見続けさせてくれるランキング”。ドラマの役柄のイメージや、目立ったスキャンダルがないメンバーがランクインしていますね。山田さんや光一さんは、その最たる例だと思います。そんなメンバーと比べると、松岡さんや大野さんは“アイドルという枠にとらわれない自由さ”に期待がかかっているのだと思います」

 トップ10の中で、ここ最近、熱愛が報じられたのは、亀梨だけ。

「以前にも小泉今日子さんとの熱愛が報じられていましたし、ファンに耐性があったのかもしれません。今回の交際報道後に“匂わせ”をしていないこともポイント。“匂わせ”があることで、具体的なイメージが浮かんでしまいますから。先日、小山慶一郎さんが結婚指輪をして番組出演していたことに批判の声が上がったのも、そういった影響があるからでしょう」(霜田さん、以下同)

 今回、Snow Manのメンバーが3人という最多のランクイン。所属するグループによって“結婚してほしくない度”が左右されるそう。

「旧ジャニーズ事務所のグループはSexy Zoneなどの“正統派系”とKis-My-Ft2などの“やんちゃ系”と、おおまかに分けられます。こういったランキングには“正統派系”グループのメンバーがランクインしやすい傾向がありますね」

 圧倒的に目黒に票が集まった理由として、とあるファン心理を指摘。

「目黒さんは、やはりドラマ『silent』の“純愛”なイメージと、日頃からファンを大事にしている姿勢が評価されている印象ですね。個人的には、年配の女性からも好感度が高いことに驚きました。ラウールさんなど、ランクインしている20代のメンバーにも言えることですが“成長を見たい”“変な人と結婚して不幸になってほしくない”という親心から応援しているファンも多いのでしょう」

 4月からは新事務所『STARTO ENTERTAINMENT』での体制が本格始動する予定だが、所属タレントたちの今後の結婚事情はどうなっていくのだろうか──。

「3月10日にフジテレビ系で放送された『だれかtoなかい』にゲスト出演していた光一さんが“自由のはき違えが起きなきゃいい”と言っていました。SNSなどをはじめ、活動の自由度も高くなってきているぶん、より自己管理が必要になってくる。ファンを悲しませないような“アイドルとしての強い自覚”がタレントたちにはこれまで以上に求められていくのではないでしょうか」

 もう少し、アイドルとしてのキラキラな姿でファンたちに夢を見させて!

まだ結婚してほしくない旧ジャニランキング

1位 目黒蓮(Snow Man) 146票
2位 山田涼介(Hey! Say! JUMP) 74票
3位 松岡昌宏(TOKIO) 66票
         松本潤(嵐)
5位 堂本光一(KinKi Kids) 60票
6位 佐久間大介(Snow Man) 54票
7位 道枝駿佑(なにわ男子) 51票
8位 ラウール(Snow Man) 50票
9位 亀梨和也(KAT-TUN) 40票
10位 大野智(嵐) 38票

※日本全国18歳~69歳の女性1000人を対象に、2023年3月19日から20日にかけてインターネットによるアンケートを実施。3月19日時点で未婚の旧ジャニーズ事務所所属タレントを編集部が選び、「結婚してほしくない」と思う1人を選んでもらい、その理由を聞いた。

霜田明寛●1985年生まれ・東京都出身。早稲田大学在学中から執筆活動を始め『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)は3万部突破のロングセラーに。SBSラジオ『IPPO』準レギュラーをはじめ、テレビ・ラジオ出演多数