今やテレビやCMで引っ張りだこのあのちゃん。その独特なキャラクターとファッションセンスが老若男女に愛されているようだ。
あのちゃんの触れられたくない過去
そんな彼女はもともと「ゆるめるモ!」という地下アイドルのメンバーだった。
「地下アイドルが乱立していた2012年に結成された『ニューウェーブアイドル』の青色担当。当時はヒカシューや非常階段などさまざまなベテランアーティストとコラボしていたのですが、本人たちは特にニューウェーブ的な音楽が好きではないので、メンバーたちは取り急ぎ歌詞を覚えて『普通』に歌っているようでした」(アイドルライター、以下同)
本人は当時のグループ活動について「絶対、グループやってたときそんなに仲良くなかった」と振り返るが、グループ内で人気が頭ひとつ抜けていたのは確かだ。
単独で『週刊プレイボーイ』(集英社)の表紙を飾り、グループ脱退後は人気ロックバンド・King Gnuのフロントマン・井口理との熱愛も報じられたが、そんな彼女にも一番触れられたくない過去があるという。
それが先月、亡くなった叶井俊太郎氏がプロデュースした『ネットで噂のヤバイニュース超真相』だ。
「オカルトメディア『トカナ』が仕掛ける映像事業ということで、あのちゃんは叶井氏の肝いりでナビゲーターに大抜擢されました。
もともとは「お化けやUFOを探しに行く」という内容を想定していたはずが、『八仙飯店之人肉饅頭』や『ムカデ人間』を手掛けてきた叶井氏によって、『無限の性■ピアス老人』や『包■の神による性■の曲芸』などに会うという過激な内容に(笑)。
当然、この番組出演に嫌気がさしたあのちゃんはエピソード4で番組を降板して、そのままグループを脱退。『ano』としてメジャーレーベルに移籍したと言われています。
同番組は今でもU-NEXTやAmazon Primeでも見られるのですが、あのちゃんが盲目のピアニストの耳元で「罰、何にしようかな〜」と言いながら頬を叩くだけではなく、ピアニストの背中を鞭で叩きながら恍惚の表情を浮かべる映像は、今見ても衝撃的ですよね」(注※編集部伏字)
あのちゃん自身はグループ脱退理由を「見てる先のものが全く違くて本当に精神的に狂っておかしくなっちゃって、それを相談する相手は一人もいなかった」「期待や頼ってもらうことばかりでどんどん気持ちは追い込まれていって結果的に破滅しただけです」とインスタグムに綴ったが、本音はこのまま番組続けていたら、アンダーグラウンドで埋もれてしまうと思ったのかもしれない。
取材・文/千駄木雄大