自主回収の対象となるのは『プラス糀 生みそ 糀美人』の650gと325gの2種類のうち、賞味期限に《2024年12月/JR》と記された商品という。ほかの消費者から混入の訴えはあったのか。
「現時点においては、3月8日にご連絡いただいたお客様の1件だけです。保健所からは多発性が認められるものではないため、即回収という指導は受けておりませんでした。しかし、いくら異物が入っていないとはいえ、お客様としたら心理的に気持ち悪いと思いますので、3月21日に混入の可能性がある商品をすべて回収すると決めました。22日の午前中からは、全国のスーパーやお得意様先に自主回収する旨の連絡をして、売り場の棚から外していたくようお願いをしました」
それでもマルコメ味噌を買い続ける
しかし、『マルコメ』は2017年から2022年にかけても、商品にゴム片やカビなどの“異物混入”が起きている。繰り返されてしまう理由について尋ねると、
「こういう理由ですと、明確にご回答差し上げられず、本当に申し訳ありません。今回のことも含め、もっと改善の余地がないのか、設備投資などを含めて、品質の向上に努めてまいりたいと思います」
SNSでは動揺する声がある一方で、消費者からは応援の声もあがる。
《昔ながらの無添加のお味噌を作り続けてくださり、心からありがとうございます》
《回収騒ぎになっているマルコメさんの糀味噌。とっても美味しくて、何度もリピートしていて、これからもリピートします。なくならないでほしいよ~》
《それでも私はマルコメのお味噌を買い続けるけどね!! うめぇからな!》
こうした声もあることを聞いたところ、
「そういった、ありがたいお言葉がいちばん、胸に痛く響きます。同じようなことがないよう、信頼回復に努めていく所存です。混入の可能性のあった製造ロットの商品は、すでに小売店さんの棚から外していただいております」(広報担当)
該当する商品の回収については、同社の回収専用のフリーダイヤルまたはWEBページで受け付けているという。