この“謝罪文”によって、炎はさらに燃え広がった(以下《》はSNSより引用)。

《自分が悪いじゃなく掘り起こした方が悪いって言いたいのね》

《他人のせいにするのはお門違い》

《自分は悪くない ブログ探した奴が悪いアピール…》

《ネットで叩き合ってるんじゃなくて大勢の人が未成年飲酒の事実を指摘してるんだよ》

《ヘイトと書いてありますがお酒を取り扱う企業がCMに未成年飲酒の疑惑がある方を採用するのは未成年飲酒を助長しかねないので私たち大人が指摘し、改善を促すのは当たり前の事》

否定的なコメントはすぐに削除

 問題は文章だけではなかった。

「放送中止となったCMに入っていたテロップの『丸くなるな』という部分、また自身がCMで話していた『良いことだけ起こってたら、味が出るダンス、たぶん出来ない』という部分を切り抜いて投稿していました。まるで悪いのは自分ではなく、それを認めない社会であると言いたいかのような抵抗っぷり。

 そもそも自身による過去の行いが原因でお蔵入りになったCMを、自身のSNSに投稿しているわけです。サッポロビール側がこのCMの動画や写真のSNS投稿を認めるわけはないので、無許可での投稿のはず。ここまで悪びれないと鋼のメンタルとしか言いようがないというか……」(前出・広告代理店社員)

「丸くなるな」と、自身の“不備”を肯定するような投稿をインスタグラムに投稿(RIEHATAインスタグラムより)
「丸くなるな」と、自身の“不備”を肯定するような投稿をインスタグラムに投稿(RIEHATAインスタグラムより)
【写真】無許可で投稿か、自身の不備を肯定するようなRIEHATAのインスタグラム

 インスタグラムの文章もCMがお蔵入りになったことについて迷惑をかけたということについてのみ、《最幸の作品を世に届けられなかった》と謝罪している。

「未成年飲酒について弁明や謝罪はありませんでした」(前出・広告代理店社員)

 RIEHATAは最高という言葉を、幸せという意味を込めてか“最幸”と表現することが多い。放送中止・批判の声への反発・抵抗、彼女なりの“最抗”か。ちなみに本件についてインスタグラムに投稿された自身に否定的なコメントはすぐに削除されていた。

SNS隆盛のこの時代。多数のフォロワーによってプラスの声は大きくなりますが、“過ち”や“失敗”はたとえ過去であっても掘り返され、マイナスの声も増幅する。一度表に出てしまったことは隠すことなど不可能。ましてや今回は“自分自身”で語っていたもの。

 このような状況になってしまったときは真摯に謝るしか方法はありませんが、考えうる最悪な選択肢を取ったと言えますね。起用したサッポロビールも被害者などではなく、ちょっと調べればわかることを知らなかったのか無視したのかわかりませんが、かなり杜撰といえますね」(ITジャーナリスト)

 中止となったCMは彼女の年齢である“33”(階)に止まる演出だった。それに合わせた妻夫木によるナレーションは「その階は世界とつながっていた」。33歳といえば、自分の発言・行動に責任を持ってしかるべき年齢。つながっていた先は燃え盛るネットという世界だった──。