示したかった“対等感”

 また、永瀬と高橋がどちらも代表取締役であることは、

「2人の“対等感”を示したかったのかなと思います」(河西弁護士、以下同)

 と、推察する。

「一般的には、上下関係が明確であるほうが、円滑な会社運営がしやすくなります。代表取締役が2人いると、その2人の意思が統一できない場合にスムーズな判断ができなくなってしまうので、役員の人数が少ない中で代表取締役を2人にすることは、あまりありません。キンプリの場合は、上下関係をつけて会社経営を合理化するより、2人が対等に同じ方向を向いていることを示したかったのかもしれません。このことや、所属レーベルを本店に置いている点から、長期的に2人で活動すると考えられます

 キンプリを守っていくという強い意志の表れなのだろう。

キンプリは、5月23日にサブスクを解禁して、平野さんらの脱退前に5人でリリースしたアルバムも配信しました。これは、過去のメンバーも大切にしている証しでしょう。永瀬さんと高橋さんで会社を設立して、キンプリの看板を守り続けて、いつかNumber_iと“再会したい”と願っているのかもしれません。近年、音楽番組などで事務所やグループの垣根を越えたコラボが活発になっていますし、再会は不可能ではないと思います」(芸能ジャーナリスト)

 “すぐに会いたい”と思っているかも?

河西邦剛 レイ法律事務所の弁護士として、芸能・エンターテインメント分野および、刑事分野の統括責任者を務める。メディアにも数多く出演し、講演やセミナーなども行っている