ファンの方が赤い下着をたくさん贈ってくれるそうですね。
「そうだね、だいたい赤いねぇ(笑)。下着とかTシャツとか、自分ではほとんど買わない。パンツに関しては一度も買ったことないんじゃないかな。もう一生分くらいあるの。ぜんぶファンの人がプレゼントしてくれるのよ(……と言いながらめくって見せてくれる。ベルトラインに赤くブランドのロゴが入っていました!)。
ステージ衣装でも必ず赤は着るし、やっぱり赤だとみんな(気分が)ガッと上がるっていうのはあるみたい。しかも、もうこんなジジイになってんのにさ、俺が『ハッとして!Good』とか歌うとそのころの顔に見えたり、お客さんも中学生とか高校生に戻ってウワーッって高まる」
めちゃくちゃ楽しいですね!
「だって、やるっきゃないから。僕が僕を放棄したら僕が消えるわけだから。絶対に消えたくないじゃん。だから毎年シングル曲を出すし、コンサートも頑張る。
で、お客さんは必ず見てるから。いいものを作って、いいステージをやれば“トシちゃん頑張ってる。来年も来たい!”って。そう思わせるのが、田原俊彦の役割っていうか真骨頂なんで」
45年の間には、きっとキツい時期もありましたよね。
「一時はね……。テレビで育った人間がテレビからいなくなって、集客力も落ちたしね。いろんな意味で厳しかったけど、ファンのみんなも結婚したり、僕と同じように子どもができたり、環境が変わったってのもあったと思う。
逆にここ5年ぐらいはファンクラブも右肩上がりなの。今の言葉で言うと推し? みんな子育てが終わったり、自分の時間を持てるようになって“あれ、トシちゃん、頑張ってるな”って気がつくんだろうね。
これは僕としては大チャンス。なので“トシちゃん進化してるやん。歌もめっちゃ歌えるやん。踊りもまあまあやるやん”ってところを見せないとね。
この先には50周年もあるし、なんとなく70歳までは見えたかなって気がしています!」
全国19都市20公演のコンサートツアー
「45th ANNIVERSARY TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE 'T' TOUR 2024 愛だけがあればいい」が7月20日からスタート