「帰る場所があるということに感謝」
家族のような存在であるBE:FIRSTのメンバーについては、
「みんな、すごく応援してくれています。『虎に翼』の撮影で、ライブのリハーサルに参加できないことがあったのですが、次に会ったとき、いつもと変わらず迎え入れてくれました。仲の良さが、BE:FIRSTのいいところ。帰る場所があるということに感謝しています。メンバーそれぞれ忙しいと思うけど、ドラマを見てくれたらうれしいですね(笑)」
ドラマでは、進学を後押ししてくれた寅子の背中を押す存在へと成長していく直明。
「この先、お姉ちゃん(寅子)を全肯定していた直明が、お姉ちゃんにモノ申すシーンが出てきます。カット割りを入れず長回しの撮影でセリフも多かった。そのシーンを現場で見ていた芝居にすごく厳しい事務所のスタッフから本気で褒められて。日頃、なかなか褒めてくれることがない人なので、鮮明に記憶に残っていますね」
これまで応援してきてくれた人たちへ恩返しができている気持ちと語る今作への出演。俳優としての手応えを感じているように思う三山に次のステップについて聞くと、
「『虎に翼』のスタジオのとなりで大河ドラマ『光る君へ』の撮影をしているんです。俳優友達の塩野瑛久くんが一条天皇役で出演していて。休憩時間によく顔を合わせます。僕は丸刈りに詰め襟の学生服、向こうは平安装束という、時代を超えた組み合わせで(笑)。どんな撮影をしているかお互いに話をしているので、大河は朝ドラとはまた違う雰囲気だなと思って。機会があれば、大河ドラマにも出演させていただきたいと思っています!」
子役たちとの交流
(兄・直道と花江のふたりの息子)直人と直治から、毎回のように「お兄ちゃん、食堂行く?」と聞かれて。食堂で丸刈りの3人が横並びで食事をしていると、携帯電話に3本立っているアンテナのような階段に見えるみたいで。「階段だわ」と言われているのが聞こえてきて(笑)。しかも、3人とも同じカレーを食べていて、コントみたいだなと思いました。そこに、伊藤沙莉さんと森田望智さんが合流してくださることもありました。