初めてのラブシーン
初めてのキスシーンやラブシーンに挑戦した吉野を今泉監督は《ちょっとした眼差しにすごく色気がにじみ出る。それが芝居くさくならない。めちゃくちゃナチュラルな佇まいで、私がとても好きな温度のお芝居をしてくれた》と絶賛した。
「そんなふうに言ってくださったんですか(テレ笑)。出そうと思ってやっていないので自分ではわからないのですが、色気を感じていただけたのならうれしいです。
高畑さんも今回のようなベッドシーンは初めてとおっしゃって。“わからないことがあったら言ってね、一緒に頑張ろう”と引っ張っていただけてありがたかったです。役柄的には、僕がリードしないといけなかったのですが(笑)」
撮影前、THE RAMPAGEのメンバーにラブシーンに初挑戦することを伝えたという。
「何かのリハーサルのときだったと思います。“今度、キスシーンがあるんだ”と。みんなから羨ましがられました(笑)。メンバーにそのシーンを見られるのは恥ずかしいですね(苦笑)」
劇中、一子と礼がふたりで仲良く話しているところを二也に見られてしまうシーンがある。スラスラと言い訳が出てくる礼。吉野自身も臨機応変に対応できるタイプかを聞くと、
「どうだろう?仕事柄、対応力はあるんじゃないかな。だから、なんとかその場をごまかすことはできると思います。ただ、正直に言えば、緊張しやすいし、人見知りだし、話すのは苦手。だから、自分をごまかしながら礼を演じました(笑)」