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7月7日の投開票日を前に、期日前投票がスタートしている東京都知事選挙。告示日前の有権者数が過去最大となる1153万人と発表され、各候補がしのぎを削っている。
全56人の候補者のなかで、現職の小池百合子都知事と蓮舫前参議院議員は頭一つ抜きん出ているとされ、メディアでは“事実上の一騎打ち”と評する声も。
“台風の目”は前安芸高田市長
「これまでの選挙で、蓮舫氏は赤を、小池都知事は緑を勝負カラーに選んできたこともあって、“赤いきつねと緑のたぬき”の戦いと両氏の対立構造を煽る声も聞こえてきます。そんな世間の声は本人にも届いていて、小池都知事は自身のXで公開したインタビュー動画にて言及し、“みんなおもしろがって~”と余裕を見せていました」(スポーツ紙記者)
ただ、他の候補者たちも黙っているわけではない。元航空幕僚長の田母神俊雄氏やタレントの清水国明氏、作家でAIエンジニアの安野貴博氏など、個性豊かなバックグラウンドを持つ候補者がそれぞれにユニークな政策を打ち出している。なかでも、ホリエモンやひろゆきといった著名人がエールを送る、前安芸高田市長の石丸伸二氏は“台風の目”だという見方もある。
「2020年に広島県の安芸高田市長に就任し、精力的に改革に取り組んでいきました。人口3万人ほどの安芸高田市で石丸氏の知名度が上がったのは“ネットの力”のおかげでしょう。市議会議員や記者らと舌戦を繰り広げる様子がYouTubeなどで広く拡散され、その姿勢が痛快だとネット上で人気を集めました。市長時代に見せた既存の体制に切り込んでいく姿を、都知事として見せてくれることを期待する声が高まっているんです」(全国紙記者)