片や7月5日に配信された『CoCoKARAnext』の記事では、英紙『Daily Mail』の見解に触れている。アクシデントをひと通り紹介すると、
《「ドジャース球団に確認を取ったが、少年にオオタニからお詫びの品を届ける意思があるかの返答はなかった」》
同じく米スポーツメディア『TMZ Sports』も、《「子どもがいまどうなっているかは不明だ」》とした上で、
少年は“被害者”、ならば大谷は
《「被害に遭った少年さえ、探し出せれば、オオタニとドジャースから何らかのプレゼントが差し出される可能性がある。7億ドルの男がちょっとでも会って挨拶に来れば、少年もずっと気分が良くなるだろう」》
まるで少年への“謝罪”を前提とするような、ホームランを打った大谷を“加害者”とするような報じ方に違和感を覚えるが……。
「今の大谷関連のニュースに飛びつくのは海外メディアも同じです」と話すのは、海外スポーツ事情に詳しいスポーツジャーナリスト。
「まず“少年の無事を願っています”と言わせてください。とはいえ、ホームランが直撃するたびに記事のような“お詫びしろ”がまかり通っては、選手からのプレゼント目当てに真似する観客も出てくるかもしれない。そうなれば選手に“ホームランを打つな”と言っているようなもの。
それを踏まえた上で、読者の関心を集めるために書いた記事とも言えますし、それだけ海外でも大谷選手の一挙手一投足が注目され、ニュースすることに価値があるということ。それに彼のことですから、こっそりと少年にプレゼントしている可能性もありますね」
“世界のオオタニ”ならではの騒動だったようで。