遠のく再結成

 しかし、こうした共演が続くのはやむを得ないと話すのは前出・制作会社関係者だ。

Number_iは今年3月、ビルボードの週間シングル・セールス・チャートで、『GOAT』が初週48万枚を売り上げて首位を獲得。オリコン上半期デジタルアルバムランキングでも『No.O -ring-』、『GOAT』が1位、2位を独占しています。

 また、MV再生回数は『GOAT』が6000万回、『BON』が3200万回を超えるなど、あらゆる数字でSTARTO社所属アーティストと比べてもトップクラスの結果を出しています。

 長尺の音楽特番の中でも、人気者が集中するような時間帯への出演でSTARTO社所属アーティストと時間被りしてしまうのは、テレビ局としても避けようがないのではないでしょうか。

 元SMAPの稲垣吾郎さん(50)、草なぎ剛さん(49)、香取慎吾さん(47)が一時期地上波に出られなかったことの方が不自然であって、事務所は分かれてもかつては仲間だったNumber_iとSTARTO社所属アーティストが、多少の交流を持ったところで批判をぶつけるのはおかしなことだと思えます」

 とはいえ、Number_iに対しSTARTO社所属アーティストが番組側から発言を求められるようなことが続いているのは確かで、

《なんでスノ(Snow Man)がぬんべりに拍手してるとこをうつさなくちゃいけないの?なんでキンプリがぬんの楽曲を褒め称えなくちゃいけないの?なんでトラジャ(Travis Japan)がしつこく「3人のグループ」を聞かれたの?ぬんべりをジャニーズに上げさせるスタイルっていつまで続くの?》

《キンプリにぬんべり3人のことわざわざ聞く有働、音楽の日のことでその共演について語る中居(正広)、スノとぬんべりを強引に同じ画角に収めさせるFNS。逆忖度というかメディアのパワハラだろ》

 と、STARTO社のファンは逆忖度と感じ、怒りを覚えているようだ。

 ただ、『女性自身』(2023年12月13日配信)では、永瀬が“5人で音楽をやりたい”という思いを抱えていることや、5人の交流が今でも続いていること、STARTO社の代表取締役CEO・福田淳氏が自身のミッションの1つに「キンプリを5人で“リユニオン(再集結)”させること」と挙げていることを報じている。

 メディアやSTARTO社が健全であろうとすること、そしてキンプリとNumber_iの5人が良好な関係であることを隠さないことについて、過剰な拒絶反応を示すのは、何より5人が望んでいないのではないだろうか。