目次
Page 1
ー マンションで女性といきなり共同生活
Page 2
ー ときには2人で“ズル”も
Page 3
ー 身近な関係に大きな変化
Page 4
ー “未知の生物”から“家族”へ

 '92年から'03年まで放送された『電波少年』シリーズ。アポなし突撃、ヒッチハイク、無人島脱出、東大受験など今では考えられない無謀な企画のオンパレードだった。当時は出川哲朗有吉弘行らも番組に出ていたが、思いもよらない転身を遂げた人もいて……。

「もし、『電波少年』に出演していなかったら、どんな人生だったんだろう……」

 そう語るのはタレントの坂本ちゃん

 2000年、日本テレビ系のバラエティー番組『進ぬ! 電波少年』で、最高学府・東京大学を目指すという企画『電波少年的東京大学一直線』が放送された。

 不可能だろう――、誰もがそう思った企画に挑戦したのが、学生服を着てハチマキを巻いた当時34歳の坂本ちゃんだった。

マンションで女性といきなり共同生活

 同年7月、偽の番組企画で呼び出された坂本ちゃんは、番組スタッフに拉致される。連れていかれた先は、

「都内にあるマンションの一室でした。到着してアイマスクとヘッドフォンが外されると、目の前に女性がいたんです。女性は、未知の生物に遭遇したかのようなおびえた目で、私を見ていたのを覚えています」坂本ちゃん、以下同)

 それが“運命共同体”となる、春野恵子さんこと東大卒の家庭教師として呼ばれていたケイコ先生だった。

「彼女も、たまに勉強を教えに来るぐらいなのんきな気持ちで来たようで、一緒に生活すると聞いて驚いていました。得体のしれない男と同じ部屋で過ごすことになって怖かったでしょうが、それは私も同じでした」

 今でこそ同性愛者であることを明かしている坂本ちゃんだが、当時は公にしていなかった。

「私を1人の男性として見ていたら……、アッチからモーションかけられたら、どうしよう……、みたいな(笑)。ケイコ先生はベッドで、私は布団で寝ていたんですが、夜にガサッと物音がすると“まさか……”と、ビビってました。結局、そんなトラブルはいっさい、なかったんですけどね(笑)」