「こういった、直線からなるスタイルは、美形で小顔な若い韓国の芸能人だからこそ似合う髪型なのです。大人女性にはおすすめしません。私はいつも自分のYouTubeチャンネル(マユミイズム)で『コンプレックスのある人や大人女性は韓国風のヘアスタイルをしてはいけない』と、繰り返し警告しています」
さらに、
「シースルーバングは、大人がすると毛量の薄さの印象につながり、かえって老けて見えます。顔の骨格に合わせてデザインしていない前髪だから、より顔の欠点が強調されやすい。そして、両サイドの髪が頬や顎のあたりでカットされていると、カットされたその部分に目が行くため、頬や口元のたるみ、ほうれい線が強調されてしまいます」
大人女性には西洋人風スタイル
MAYUMIさんは「流行をそのまま取り入れる=若く見える」ではないと断言する。
「木村佳乃さんや中村アンさんなどが、ボリュームを抑えた短めのボブにして、髪を耳にかけるヘアスタイルをされていますよね。こちらもすべて直線で成り立っていますから、骨格が目立ってしまうため頬がこけ、老けた印象に見えてしまいがちです」
では、大人女性が若く素敵に見える髪型は?
「曲線とボリュームづくりを意識することです。特に額やこめかみ、頬骨あたりなどは髪を押さえつけて隠すのではなく、ふんわりさせることを心がけてください。韓国風に対して、西洋人風のヘアスタイルをイメージするとわかりやすいかと思います。顔まわりに曲線があれば、年齢による変化もカバーしやすいのです。
例えば、石田ゆり子さんは、ヘアスタイルに曲線を上手に取り入れていらっしゃいますよね。夢を与える職業である素敵な俳優さんたちが、ヘアスタイルだけで“急に老けた”と言われるのは、私もせつないです」
髪型が他の人に与えるイメージは想像以上のよう。流行に踊らされないように!