「来年またやって」の声も

「今回参加したバンドの多くは80〜90年代にかけて活動を開始しており、ファンも同年代だと考えれば『40〜50代が多い』のは間違いではないでしょう。この事態を受け、『CRASH CRISIS』未出演のヴィジュアル系ヘヴィメタルバンド・NoGoDのボーカルを務める団長は、自身のX(旧Twitter)で『メンツ的におじさんしかこないんだから灼熱の炎天下の中でスタンディングは無理よ!死んじゃうよ!演者も客も!』と嘆いていました」(前出・音楽ライター)

 『CRASH CRISIS』と同じく、ヘヴィメタルに特化したフェスは国内で何度か開催されている。昨年3月には、幕張メッセで『LOUD PARK 2023』が行われたが、超満員の会場の様子が公式サイトなどに掲載されていた。

東京・お台場にて行われた野外音楽フェス『CRASHCRISIS』の宣伝ポスター
東京・お台場にて行われた野外音楽フェス『CRASHCRISIS』の宣伝ポスター
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「こちらは海外アーティストも参加していたので、単純に動員を比較することは難しいでしょう。とはいえ、『LOUD PARK 2023』の盛り上がりを見ると、『CRASH CRISIS』の客入りの悪さを“ヘヴィメタルの人気がないから”という理由で片付けるのは無理がありそう。『いいアーティストが揃っていたのにもったいない』『時期と場所を見直して、来年またやってほしい』といったファンの声もあるので、ぜひ期待に応えてほしいですね」(前出・音楽ライター)

 やり方次第で「ハードロックファン20000人集結。」が現実になったはずの『CRASH CRISIS』。もし次回があるならば、開催時期と会場を最初に検討してほしいものだ。