「寅子さんの夫と名乗りたい。『僕の妻です』と紹介したいんです。寅子さんを妻だと紹介することは、世界中の人に『この人が僕の愛する人だ』と伝えることです」
航一との結婚を決意するも、佐田姓を捨てたくない寅子。航一は「佐田姓になる」と言い出すが、それを望んでいるわけではない寅子。そんな中、格好をつけて言えなかったという、寅子と結婚したい本当の理由をこう話した(第103話)
「胸のうちにためているもの……裁判官ではなく、夫の僕に少し分けてくれないかな」
原爆裁判が進む中、竹中(高橋努)が書いた週刊誌の記事には、寅子の補充尋問についても。それを読んでいた寅子だったが、航一がやってくると思わず週刊誌を隠す(第113話)
「苦しいことは分け合いながら、これからももがきながら一歩一歩です」
寅子ら東京地裁の裁判官は、世界で初めて原爆投下が国際法違反だとする判断に踏み込んだ。そんな大仕事をした寅子に、航一は「あげた声は、判例は決して消えない」と寄り添いながら(第116話)