撮影現場の追っかけも
「やっぱり、反町さんと竹野内さんの男の友情と、ドラマに出てくる人たちの海のように広い優しさだと思います」
もともとは会社員だったマスター。リアルタイムで視聴した『ビーチボーイズ』に夫婦でハマったことがきっかけで、撮影現場の追っかけをしていたという。
「ある日、ファンが集まるオフ会に参加したとき、撮影で建てられた『カフェダイヤモンドヘッド』が解体されて保管されていると聞きまして。そこで“自分で再び建てなくては”と思い立ち、保管していた業者に相談して譲り受けたんです」
マスターはフジテレビの許可をもらい、退職金をはたいて再建築した『カフェダイヤモンドヘッド』を'07年にオープン。内装を再現するためにかかった家具や小物代を含めて総額2500万円ほどかかったお店は、現在ファンの聖地と化している。
「ドラマのファンはもちろん、反町さんやマイク真木さんといった出演陣や、ドラマの脚本を務めた岡田惠和さんも何度か足を運んでくださりました。再放送を見て新規にファンになった若い世代の方々も来てくれたら嬉しいですね」
なんど夏が過ぎ去っても、ドラマの魅力は陰ることはないようだ――。