「自分に都合の悪いことは無視する姿勢に不信感」

 3位は杉田水脈(57)(自民党)。

「差別問題などトラブルが多すぎる」(新潟県・49歳・女性)、「人としておかしいにもほどがある。内面、人格、議員としてありえないほど失格だと思う」(茨城県・51歳・女性)、「議員以前に人として終わっている」(東京都・52歳・男性)と37票獲得。

「彼女は国会議員にしておいてはいけない人。アイヌの方や朝鮮民族の方に対して差別的な発言をしたり、国会で男女差別はなくならないと言い切ったり、非常に差別的な意識を持っている」

 コメントにも差別発言を疑問視する声が目立つが、彼女が重用される理由は?

「あれだけ女の悪口を言っているのに、自分は女を前面に出してくる。政治評論家には気持ち悪いぐらいすり寄ってきて、『先生にはずっと憧れていて、一度お目にかかりたかったんですぅー』なんて言ってきたりする。それに転がされる人も中にはいるでしょう」

 裏金問題も逆風になり、杉田議員は衆院選不出馬の意向。来年の参院選を目指すとされている。

 2位は河野太郎(61)(自民党)。

マイナンバーカードの強行に国民から不満の声が出た河野太郎
マイナンバーカードの強行に国民から不満の声が出た河野太郎
【写真】衆院選で落選してほしい議員ランキングの結果

「会見で自分に都合の悪い質問には一切答えず国民をなめている」(愛知県・53歳・男性)、「国会での答弁や記者への受け答えを聞いていても論理的でなく稚拙。国会議員としての知識や能力を持っていない」(静岡県・62歳・男性)、「やり方が強引すぎる。愚策なマイナンバーカードの対策が不十分」(神奈川県・43歳・男性)と、40票獲得。

「彼が嫌われるのは当たり前。自分の気に入らない質問をされるとすぐ違う記者を指名して、嫌なことを聞かれたとばかりにパンパンと襟元をはたくなど子どもっぽい。総理に政府専用機があるんだから外務大臣にも数百億もする専用機をつくれと言い出したり、何をバカなことを言っているんだと」と大谷さん。国民の不人気はさておき、政策面はといえば、

「自分の考えを持っていないので、例えば外務大臣のときは外務省に言われるまま、あちこち繰り出していた。でもああいう性格だから友好関係が生まれるわけでも訪問先の国に感謝されるわけでもない。だからスタンプラリーと呼ばれてましたよね。ポンポンとハンコを押して帰ってくるだけ」

 第1位発表の前に、6位以下をチェック。6位は菅直人(21票)、7位は萩生田光一(20票)、8位は小泉進次郎(18票)、9位は三原じゅん子(15票)、10位に枝野幸男(10票)がトップ10入り。大谷さんが注目したのは7位の萩生田議員。

「裏金と統一教会の問題はきちんと見ておきたい。彼はその両方ある。彼はもっと上位に食い込んでもいいのではないでしょうか」