運営会社は「事実を調査中」
今年2月には、宅配ピザの大手チェーンである『ドミノ・ピザ ジャパン』の兵庫県内の店舗で、アルバイト従業員がピザ生地をこねる作業中、不適切な行為を撮影した動画がSNSで拡散された。生地が発酵する前の状態で、その後24時間は発酵させる作業が必要なため、商品として提供されることはなかったが、動画の拡散後にすべて廃棄処分。数日後には従業員に解雇処分が下された。
「不適切でも注目されるような行為をして動画を撮ることや、それを他人に見せることは“承認要求”が関係していると考えられます。ネットに投稿した場合は、当然多くのリアクションを求めているのでしょう。昨今、バイトテロの事例は増えるばかりです。経営者はバイトテロを発生させないための対策を講じる必要があるでしょう」(全国紙社会部記者)
被害にあった『荒川らーめん魂 あしら』を運営する角中株式会社に問い合わせると《現在、事実を調査中でございます。現時点で回答可能なのは、弊社ウェブサイトに掲載しているメッセージの内容となります》と回答があった。
ホームページには、
《この度、弊社従業員による不適切な行為により、皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。速やかに経過を調査し、当該従業員に対し、厳正な処分を科したうえ、再発防止に向けた教育指導を行います》
とコメントが発表されている。
常識がないばかりでなく、ネットリテラシーも低い従業員たちに経営者たちは悩まされている……。