1位は今もミニスカが似合う森高千里

 3位は「ribbon」としてデビュー後、現在は女優として活躍している永作博美。「いくつになっても可愛い」(55歳・埼玉県)、「童顔ですごく可愛い」(47歳・長崎県)と、変わらぬベビーフェイスには驚きの声が。彼女は宮前さんと同じく、タレント育成講座「乙女塾」出身だ。

「今の活躍がすごいので、ヒロちゃんがアイドルだったことを忘れちゃうくらいです(笑)。デビュー前、最初に会ったときは地味でとてもおとなしそうな印象でした。それがカメラの前に立ってモニターに映ると、誰よりも可愛くてオーラがあったんですよね。『この人、すごい!』と、衝撃を受けたことを覚えています」

 2位となったのは、1980年代を代表するアイドル・松田聖子

「次元が違う存在ですよ。私ごときが同列で『アイドル』と言ってはいけないくらいの“神”みたいな方。時代ごとに新たな美しさやカッコよさを見せてくれるのですが、ずっと“聖子ちゃん”のままなのが素晴らしい」

 アンケートでも「いくつになっても永遠のアイドル」(54歳・東京都)、「この年齢でアイドルとして活動するパワーは他に見られない」(57歳・東京都)と、誰もが認める現役の殿堂入りアイドルだ。

ミニスカートにニーハイを合わせる衣装スタイルの森高千里(本人のインスタグラムより)
ミニスカートにニーハイを合わせる衣装スタイルの森高千里(本人のインスタグラムより)

 そして、堂々の1位はヒット曲『私がオバさんになっても』でおなじみの森高千里。1990年代を代表するアイドルの1人だが「全然オバさんになっていない」(44歳・東京都)、“とても無理よ”と歌っていたはずのミニスカートも「今はいても全然違和感がない」(62歳・大阪府)など称賛が集まった。

「声も容姿もまったく変わりませんよね。現役のころからいい意味で“生身の人間らしさがない”のが魅力でした。アーティストが“アイドルを演じている”ような独特な立ち位置で、それを森高さん自身も心から楽しんできた感じがありますよね」

 現在も全国ツアーをこなし、歌い踊る彼女の姿は、ずっと力をもらえる“アイドル”の現在進行形だ。

「今はちょっと容姿に変化があると『劣化した』とか言われますが、このランキングのみなさんは、ちゃんとその時代、時代の姿を見せてくれている人たちだと思います。だから私たちもずっと好きでいられるんでしょうね」

 今回の面々は今も精力的に活躍中。ず〜っと“推せる”なんてありがたい限り!

※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて9月下旬、全国の40歳以上70歳以下の女性1000人を対象に選択方式で実施

宮前真樹●1973年、新潟県生まれ。現在は料理研究家として活動。今後は自身の経験を生かし現役アイドルの活動を支えていく企画が進行中。「あのころのアイドルが持っていた“夢”や“輝き”を今に伝えられるようなグループを増やしていきたい」と意気込みは十分だ


取材・文/高松孟晋