自分を奮い立たせてくれるもの
日韓を問わず、連ドラへの出演は『時間が止まるその時』('18年)以来6年ぶり。
「演技をしていると、終わったときに少し心が空しくなることがあります。撮影中は、自分ではない他人として生きているので。ずっとそこにハマっていたのに、また抜け出さなくてはいけない。そんなときは“もう何もしたくないな”“休みたいな”と思うこともあります。 それぐらい、ひとつのキャラクターにハマり込んで、その人物を生きることは大変なことなんです」
そんな疲弊した心を、癒してくれるものとは?
「世界中に僕を待ってくれているファンの方がいる。一緒に仕事をしてくれる仲間たちや、僕の帰りを待ってくれている家族も。そんな人たちのリーダーとして“戻らないといけない”という思いが、自分自身を奮い立たせてくれる。だからまた演技もできるし、ステージにも立てる。そして、それを喜んでもらえることが、自分の癒しになっています。それがまるで車輪のように、ずっと僕の人生を回し続けてくれているのかなと思います」
最後に、日本のファンに向けてメッセージを。
「今後、日本と韓国合作のこういったドラマや音楽、ミュージカルがどんどん増えていくんじゃないかなと思います。以前ほど日本に来られていませんが、活動範囲は広がっています。キム・ヒョンジュンという僕をつくってくださったみなさんに、本当に感謝しています。僕はこの先、さらにスペシャルなものを見せていきたいと思っているので、ご期待ください!」