他アーティストの“神対応”
中村に対し、ドリカムファンの一人は一応次のように擁護しつつも残念がる。
「退場後のエンディング映像を見てほしかったのかと。それで完結する演出だと思うので。気持ちはわかりますが、曲ではなく炎上で話題になる姿は、老害ですよね……」
そんなミリオンアーティストが批判される中、相対的に評価を上げているバンドやアーティストがチラホラ。
「この一件をきっかけに、“一方、◯◯はこんなことをしてくれて〜”というそれぞれのファンによる投稿が相次いでいます。GLAYは新幹線に間に合わないために途中退席した人に対し、サイン・メッセージ入りのグッズをプレゼント。
aikoさんにも同様のエピソードがありますね。サンボマスターは音楽フェスに出演した際、帰宅時に大渋滞が見込まれるために演奏途中で帰るファンの姿を見て、それを後押しするような声をステージ上からかけていたことが改めて評価されています」(前出・音楽誌ライター)
開催中のドリカムのツアーは、全国15会場30公演。'25年3月まで続く。その中には今回初めて“生ドリカム”を見る、それが夢だった、そのために遠方から無理をして……という人も少なからずいるかもしれない。国民的バンドには、日本音楽史に深く刻まれたその名前、そしてファンの夢を壊すことのない存在でいてほしい。