怒りの声が噴出
マイナンバー法では個人番号について、「法定された場合を除き、個人番号の提供を求めることを禁止」とあり、利用範囲は年金、雇用・医療保険、被災者生活再建支援金などの事務手続きが挙げられている。
「今回の松竹座公演のチケット申し込み段階で、本人確認のためにマイナンバーカードの個人番号まで確認するという条件は無く、実際に現場で個人番号を見られたファンが不安に思うのも仕方ないでしょう。
他の女性アイドルグループやボーイズグループのライブ・イベントのマイナンバーカードを使った本人確認については、専用のカバーをした状態(個人番号が見えない状態)で確認すると明記されているといった指摘もあり、今回の松竹座での個人番号チェックは行き過ぎではないかと批判されています。
また、本人で身分証明書も持ってきていたのに顔の映りが違う、正字と略字が違うなど細微な点でチケット代を支払ったのに入れなかったファンがいることに対しては、消費者センター案件ではないかと問い合わせる動きもあったようです」(前・同)
厳しすぎる本人確認には、
《人権侵害やめろや》
《身分証取りに行く時に、バリバリ化粧して行くやつおる?本人やのに顔違うとか、失礼すぎる。消費者センターに連絡だけでなく、訴えられそぉ》
《人権侵害だし明らかにおかしい本人確認で入れなかった方がたくさんいるみたいなので、集団で戦ってほしい。頭おかしいし胸糞案件》
と怒りの声が噴出している。
SE社の人気グループのライブ・イベントを巡っては、高額転売や、他人の名義を使っての複数名義での申し込みが後を絶たない。これらを防ぐための本人確認は確かに必要なのだが、本人で適切な身分証明書を持参している当選者を入場拒否したり、行き過ぎた個人情報チェックで人権侵害とまで言われてしまうのも考えものだ。