事務所への「恩知らずムーブ」
事件後は一時芸能活動を自粛したものの、2021年に活動を再開し、2024年には『町並み照らすヤツラ』(日本テレビ系)で地上波ドラマにも復帰を果たしている。もともと『今日から俺は!!』(日本テレビ系)などで注目を集め、演技力には定評のあった伊藤。復帰の際も《やっぱり伊藤くんの演技は最高》との声がある一方で、《でも復帰は早すぎると思う》と賛否が渦巻いていた。
「彼の印象をさらに悪くしてしまったのが、今年9月に所属事務所を退社したことです。芸能活動を自粛した際に、降板した作品などへ支払われた賠償金は7億以上あると言われていました。事件から支えてくれて、金銭的にも負担をかけた事務所へ対して《恩義を感じてないのか》と憤る声が出るのも仕方のないことかもしれません」(芸能ライター)
芸能人が事故を起こし、その後に復帰した例でいうと、最近ではFUJIWARAの藤本敏史が浮かぶ。藤本は2023年10月に当て逃げ事故を起こし活動を自粛していたが、わずか4か月で復帰。こちらも不起訴処分にはなっているものの、その早さに、霜降り明星・粗品が自身のYouTubeチャンネルで「ちょっと早すぎへん?」「もっと自粛せなあかんのちゃうかなあ?」と、先輩をイジる形でツッコミを入れていた。
不祥事を起こす芸能人が少なくない昨今、世間からは《芸能人って、問題起こしてもすぐに復帰できちゃうんだ》といった声も多く聞こえてくる。伊藤健太郎もまだまだ世間の目は厳しいようだが、果たしてそれを跳ねのけるような演技を見せられるのか。新ドラマへの、世間のジャッジは――。