例えば、旧ジャニーズ問題によって一時は企業CMを失った木村拓哉。それでも継続してきた俳優業、さらにSMAPのメインボーカルとして培ってきた歌手業で芸能活動を“支障なく続け”、ここにきて復活を印象付けている。
また本来ならば貴重な収入源になり得るファンクラブビジネスも、中居の場合は“当て”にはならなそうだ。
2022年4月に立ち上げた、事実上のファンクラブとも言える有料HPの入会費は1000円で、年会費は1200円。木村はそれぞれ1000円、4000円であることから中居のソレは格安と言える。しかも、
【1人月100円。(会員数は)180人くらいいるのかな。これはもう大赤字だな】
設立から約1年後の2023年2月のラジオで明かした有料会員数は「180人」と、単純計算すれば年間40万円の収益で赤字を示唆していたがーー。
ファンに「俺には手ぇ届かねえから」
「さすがに“180人”は冗談ですよ。おそらく会員数は数万人単位だと思いますが、今回の一件で愛想を尽かす人もいるかもしれない。ともすると頼みの綱は、彼を信じて支えてくれる熱心なファン。つまり中居さんが散々“見下ろしてきた”ファンです」
旧ジャニーズを取材してきたベテラン芸能ライターが気にかけるのは、SMAPリーダーとして国民的人気を博していた中居がしばしば使っていた「俺は雲の上の人間だから」のフレーズ。
2015年6月3日放送の『仰天ニュース』で結婚トークになった際にも、共演者から「(ファンは)もしかしたら中居さんと“結婚できるかもしれない”と夢見てる」との話を向けられると、
【いや、俺、雲の上の人間じゃん!? お前らにとって、どんなに地球がひっくり返っても俺には手ぇ届かねえから! 夢でもねぇから! 夢にも出ねぇから!】
中居目当てのファンの多く着席していたであろう、スタジオの観覧席を指さして言い放ったのだ。
「もちろん、中居さんの“ブラックジョーク”でファンもわかっているでしょうが、女性トラブルの件で笑えなくなってしまった。YouTube進出で稼ぐ手段もありますが、野球の話ばかりするわけにもいきませんからね。
今後も芸能活動を続けるのならば、“当て”にしてこなかったファンに頭を下げて、年会費1200円の値上げなどを講じた方が得策かもしれません」(前出・芸能ライター)
今こそ初心に戻って、ファンに笑顔を振りまくときか。