アナウンサー? それともタレント?の声

 2位にランクインしたのは、元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの高橋真麻。名優、高橋英樹のひとり娘であることは広く知られているが、

「身内の話ばかり。もう聞き飽きた」(埼玉県・56歳)

「アナウンサーというより、ただの2世タレント」(広島県・51歳)

 と、いまだに“親の七光”が嫌われる原因に。約20年前、フジテレビに入社した際も散々“親のコネ”と叩かれた真麻。その後、歌番組などで芸人顔負けの活躍を見せ、お茶の間に受け入れられたように見えたが─。

「結婚して、もう頑張る必要がないと思ったんですかね。ワイドショーでのコメンテーターぶりを見ても、無難なことしか言わなかったり、と思えば“上から発言”もあったりと、視聴者が好感を持てないのも当然。七光イメージが復活してしまった感じです」

 結局、2世タレントは嫌われない努力を永遠に続けるしかないのだろうか……。

「どんなに人気が出ようが、決して気を抜けないのが2世タレントの宿命。好感度を取り戻すには、初心に返ってもう一度『シンデレラ・ハネムーン』を熱唱するところから始める必要がありそうですね」

 圧倒的な得票数で不名誉な1位となったのは、元TBSアナウンサーで、現在は女優やタレントとして活動する田中みな実

「女優といいつつ、美容関連の広告塔ばかり。見ていて不愉快」(埼玉県・55歳)

「しゃべり方やしぐさなど、男性に媚びている感じが嫌い」(岩手県・56歳)

 と、すがすがしいほどの嫌われっぷり。だが中には、

「意外と女優の彼女は好き」(茨城県・60歳)と、肯定的な意見も。

「よくも悪くも、“THE女子アナ”を体現したような人。好き嫌いははっきり分かれるでしょうね」

 6位の弘中アナとともに、'23年秋までMCを務めた『あざとくて何が悪いの?』では“だめんず好き”ぶりを惜しみなく披露。番組卒業後は女優業にシフトをし、昨年は3本のドラマに出演するもののさほど話題にならず。女性アナから女優になった成功例としては、野際陽子さん以来ともいえるが─。

「インタビューなどで男運のなさを赤裸々に語っていますが、年齢的にそろそろイタい。KAT-TUNの亀梨和也との熱愛報道もいつの間にか消え、単なる話題づくりだったのかと思われても仕方ない。このままキワモノのような存在になっていく可能性もありますね」

 華やかな存在として、もてはやされてきた日本の女性アナだが、最近はその存在意義が問われ始めている。これまでの殻を打ち破る“シン・女性アナ”は、今年現れる?